脱出記

 趣味は読書で、主に歴史の本を読みます。
 その他には食べ物にまつわる本、動物にまつわる本、それからノンフィクション物。

「事実は小説より奇なり」
 で、ノンフィクションは下手なフィクションよりとんでもない出来事が読み手を待っていることが多いのです。

 そんな中、おそらく上半期でもトップクラス、もしかすると2014年中でも1位になりそうな本を読了致しました。
 

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脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち
(スラヴォミール・ラウイッツ)

 内容はタイトルの通り。
 ポーランド人の騎兵隊であった著者が無実の罪でソ連軍に逮捕され、シベリアの強制収容所に連れて行かれたのち、脱出を図るお話です。

 今は亡き私のじーさんは赤紙が来て満州で陸軍の馬の面倒を見る軍人をやっている間に終戦となり、ソ連軍に逮捕されて、無実の罪でシベリアの強制終了所に連れて行かれました。生前当時の話をよく聞かせてくれたこともあって、同世代の人間としてはシベリア抑留の資料に目を通す機会が多いつもりです。

 これを読む限り、日本人だけでなく、ポーランド人、ドイツ人、時にはアメリカ人まで、実に多くの人がシベリアに連れて行かれたのですね。
「抑留施設には有刺鉄線が張られ、近づくだけでも射殺対象になった」
 という話を聞いていたので、脱出のお話は有刺鉄線の時点からドキドキして読んでいました。

 椎名誠さんのあとがきではありませんが、
「そもそも生き残れたから体験記が書けている」
 っていうのはわかっているんですけどね。

 当サイトのお客さんの中でノンフィクションがお好きな方がおられたら、候補としてこの本をオススメ致します。

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[ 2014/03/04 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)