トリフィド時代

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トリフィド時代(ジョン・ウィンダム)

 今年上半期に読んだ本の中でトップクラスを争う名作に出会いました。
 トリフィド時代(ジョン・ウィンダム)というSF小説です。

 ある夜、地球を覆った美しい流星群。
 世界中の人間がそれを眺め楽しんだのですが、翌朝になると流星を見た人間がすべて盲目になってしまいました。
 これに呼応するように、油の原料として育てていた三本足で歩行する植物『トリフィド』が栽培エリアを脱走。
 盲目になった人々を襲うようになりました。
 偶然にも事故により包帯で顔を巻いていた事で盲目を逃れた主人公は、何が起こったのか確かめるために街に出るのですが・・・というお話です。

 最後まで読み終わって驚いた事が二つあります。

 まずは作品の面白さもさることながら、読み終えてから調べたら、この本が1951年に出版された事。
 64年前の作品、しかもSFなのに面白いんですよ、これ。
 電力でソーラーパネルが出てこなかったのがフシギでしたが、なるほど、半世紀以上前の作品ならそれも仕方ありません。

 それから二つ目は、前の持ち主の抜け毛がすさまじかった事です。
 古本だし、衛生要素が必要な場所で読まないのでその都度払えば良いとはいえ、抜け毛(主に髪、稀に眉毛か鼻毛?)が相当数入っていました。

 あとがきのページに短い毛が4本入っていたのには爆笑です。
 頭の中に、人類が滅亡した世界でトリフィドと抜け毛がウロウロしている光景が浮かんできまして。
 
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[ 2015/04/23 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)