熊本城と船を巡る冒険 3日目 Part.1 清く正しい海自魂

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 9月19日の朝。
 佐世保のホテルを早めに出て駅の向こう側をブラブラと散歩していると、とから型巡視船ちくごが停泊されていました。
 前方にある兵装は20ミリの機関砲。
 いわゆる本家本元のバルカンというやつですね。

 ちなみにバルカンと言うのはメーカーが名付けた固有名詞なので、機銃ならすべてバルカンになるわけではありません。
 クロネコヤマトや佐川の宅配便も全部「ゆうパック」って呼んでしまったり、ゲーム機を全部「ファミコン」って言うのと同じ間違いです。

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 今日の散策、前半戦は佐世保の海上自衛隊基地です。
 この日はむらさめ型護衛艦ありあけでした。

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 基地に入れてもらい、ガイドまで時間があるので撮影でもどうぞ、というアナウンスがあったので、対岸にあるアメリカ海軍の艦を撮影。
 なんだろうなあ、この変わった形の軍艦。

 推定するに、サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイではないかなと思います。
 にゅっと伸びたマスト上の物はステルス対策のセンサーのようです。

 推測なので内容は保証できませんぜ。

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 こちらは「6」と書いてある大きな艦。
 佐世保に配備されているアメリカ海軍の艦で6番と言えば、ワスプ級強襲揚陸艦の6番艦ボノム・リシャールではないかなあと思います。
 滑走路無しで離陸できる、ハリアー攻撃機などを搭載できるでっかい艦です。 

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 本日乗せてもらう護衛艦ありあけ。
 呉で乗せてもらったさみだれの妹艦にあたります。
 右隣は護衛艦くらまが停泊していますね。

 さみだれと作りが同じなので、目新しい設備は見当たらないのが残念ですが、でも船に乗るって言う事自体が好きなのでコーフンしました。

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 呉の時と違い、佐世保は現役の自衛隊員さんがマンツーマンで艦を案内してくださいました。
 このありあけで勤務されている隊員さんなので、普通に見学する以上に貴重なお話を伺いました。

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 以下、後甲板にて。

「ヘリコプターをこんな狭い所に止めるんですか?」
「そうです。最近はオートパイロットが進化していて、船の揺れも計算されて自動的に調整されます。」

「ドラマみたいに所属不明の潜水艦が・・・なんて事はあるんですか?」
「そういうのはありません。スクリュー音などでどこの国の潜水艦かわかりますから。」

「ありあけはソマリアへ海賊対策に出撃されたという事ですが、隊員さんも行かれたのですか?」
「はい、私もソマリアへ行きました。」
「やっぱり海賊に出会うと、緊迫する場面はあるのですか?」
「海賊は護衛艦を見ると逃げるので、そういう事はありませんでした。」

 ふうむ、ものすごく貴重なお話を聞く事が出来たぞ。
 とりわけソマリアのお話が面白いなあ。
 最近の海賊はロケットランチャーや機関銃で武装していて、少人数で運用するタンカーなどを乗っ取るらしいので、民間船にとって護衛艦は相当頼りになるでしょうね。

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 海上自衛隊の佐世保基地を出たら、佐世保駅から出るバスで佐世保史料館(セイルタワー)へ。
 元々海軍の将校さんが福利厚生(宿泊等)に使用していた佐世保水交社が前身で、昔からある建物に近代タワーを合体させたデザインになっています。

 勝海舟の時代から始まる日本海軍と自衛隊の歴史の流れがわかる資料が沢山展示されていて、しかも入場無料。
 館内が撮影禁止なのが残念ですが、艦これファンをはじめ歴史好きにはオススメの施設でした。

 それにしても、呉にある施設と見比べてみても、同じ海上自衛隊の物なのに趣が違う事がわかります。

 呉は護衛艦で自由に撮影ができ、自分で好きなように見学できます。
 近くにある鉄のくじら館も撮影は自由で、その目的は広報活動にあるようです。

 反対に佐世保の護衛艦見学は清く正しく、襟を正して自衛隊員さんからお話が伺えます。
 セイルタワーも歴史をしっかり学べる施設で、どちらかといえば学習方面に強いと思います。

 私の気のせいかもしれませんけど、全国の提督は是非とも行ってみてください。
 第一航空艦隊の南雲忠一司令長官の直筆の書などもあり、気分が高揚しますよ。


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[ 2015/09/23 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)