くたばれゼロ宣言

 先月末、千葉県警が10年間にわたり、合計165件の交通事故死を報告していなかったという事件が発覚しました。
 この165件は病死などとして、交通事故死にカウントしなかったわけです。
 免許更新の講習でも千葉県はワースト10の常連なので、少しでも減らそうと思ったのでしょうか。

 あーだからイヤなんですよ、ランキングとかゼロ宣言とか。
 データは正確に記録するのが正しいのであって、全国でワーストを競うとか、ゼロを目指そうというのはおかしいのです。 

 例えば、
「当地区の小学校はイジメゼロ宣言を目指します!」
 っていう意気込みは全国で多々見かけられます。

 でもちょっと考えてください。
 基本的にイジメの加害者は学校ではなく生徒なので、どうあっても起こるときは起きてしまいますよね。
 そしてイジメを減らす事を目標にしている組織(学校)でイジメが起こったら、
「その学校の責任者はイジメゼロ宣言を達成できなかった。」
 という評価になります。

「ならば1年間くらいのイジメならなんとか見逃して、クラス替えや卒業を待とう!」
 っていう校長先生が出てもおかしくないでしょう?

 電車の遅延ゼロを目標にしてしまうと、多少無理をしてダイヤを運行するでしょうし。
 医療事故ゼロを目標にしてしまうと、本当に起こった医療事故を事故にカウントする事を控えるでしょう。
 実際、今回は交通事故死の件数が正しく報告されなかったわけですし。

 事故件数が増えた減ったじゃなくて、何が原因の事故が多いかとか、その事故をどうやったら防げるかを研究するのが正しいんだと思います。
 アクセルとブレーキを踏み間違える事故が多いなら、アクセルとブレーキを踏み間違えないシステムにするとか、センサーを強化するとか。

 大切なのは問題を解決する事で、事故数やランキングでよそと比べる事ではないのですよ。


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[ 2015/11/06 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)