アベレージヒッター

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アンパンの丸かじり(東海林さだお/文春文庫)

 東海林さだお先生が週刊朝日で連載されている「あれも食いたいこれも食いたい」シリーズの最新文庫版を購入しました。
 私の食べ物エッセイのお師匠さん、といえば、どれだけの作品だかわかっていただけますでしょうか。
 
 シリーズ34巻目にあたる今作では、アンパン、稲荷ずし、生姜など、日頃見慣れた食材についてのエッセイをユーモアあふれる文体で書きつづられています。

 特筆すべきは、やはり長期連載においても落ちない文体の勢い。
 先週紹介した椎名誠さんの赤マントシリーズを上回る28年の連載を続けられているのに、ふと思い出して昔のシリーズを読んでも古臭い感じがせず、逆に新しいものを読んでも昔と比べて遜色無く。これほど長年に渡って連載していて、どうして勢いみたいなのが落ちないのでしょう。

「連載は野球と同じ。毎回ホームランなんて打てないのだから、最終的に3割4割ヒットが出れば良いのではないか。」
 という、このサイトで良く書かれるアドバイスは、そもそもこの東海林先生が仰られた事。
 私もまだまだ学べる点が多くあるシリーズですね。


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[ 2015/11/25 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)