貴方は記号ではない

 バラエティ番組に出演したタレントさんがこんな話をしてました。
「今月で高校卒業するので、卒業は嬉しいけどJKブランドじゃなくなるのが残念。」
 今日はこのJKという記号について、2点ほど思った事を書きます。

 注意として、あくまでも自分で体験した事なので、ソースとかはありません。 
 そして、おそらくあまり楽しくないお話になります。

 2000年を前後して、少女買春が流行りました。
 前から行われていただろうこの行為は、携帯電話やインターネットを仲介して一気に広がりました。
 援助交際とも言われていましたね。

 もちろん警察の方も18歳未満に対する性犯罪の取り締まりに本腰を入れて、サイバー担当のスタッフを配置。
 18歳未満の性をお金で買う人々は、警察対策に暗号を使う事になります。
 それが『JK』という単語です。

「JKを5枚で。」
 掲示板にこんな感じで書かれていればそれは、
「女子高生との援助交際を希望します。こちらは5万円まで出せます。」
 という事になります。 
『JC』となれば、女子中学生との援助交際になります。
 こういう単語がいつの間にか本人側が名乗るようになっているのはどうなのかなというのがひとつ。

 それからこのJKというブランドの件もそうなのですが、どうも私達は人を、とりわけ女性を記号で消費しているような気がするのですよね。
 JC、JKとはいっても、DK(男子高校生)とは言わないでしょう?
 また『○○女子』はあっても、『○○男子』とは言いません。

 女子高生○○とか、鉄道女子とか、女性の○○とか、その人そのもの能力や魅力より、
「おいみんな、女(女子高生)だけどこんな事やってるヤツいるぞ!」
 と、珍しいものをみんなに見せ回っているような気がするのですよね。
 
 この思いが強まったのは、先日ニュースになった女性騎手のニュースです。
 会場内のお客さんが、
「可愛いよー!」
 と声援を送っているのを観て、首をかしげてしまいました。
 騎手の実力とかではなく、若いとか可愛いとかでみんな評価しているようなのです。
 
 男女共同参画社会と言うのは、別に看護婦という単語を看護師に変えるとか、そういう事ではない気がします。
 女性に対して、若いとか可愛いとか、あるいは現役女子高生○○とか○○系女子とか女性ならではの○○とか、本来の能力ではないところで評価する社会のままであれば、今後性別で呼び名が変わる単語をいくら無くしたところで、男女平等なんて夢のまた夢ではないかなと思います。

 本当に男女共同参画社会を実現したいのであれば、まず人を記号で評価するのは止めないといけません。
 女性は商品でも、記号で仕分けられる存在でもありません。


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[ 2016/03/30 21:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)