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 ゾンビ・クエスト 今までストックになっていたB級ゾンビ映画の感想を書き記します。
本日紹介するのは、オランダの『ゾンビクエスト』。 原題が『ZOMBIBI』で、英語でのタイトルが『KILL ZONBIE』なので、これは日本の代理店が悪乗りしたパターンの邦題だと思います。
主人公の冴えない男性アジズは、ダメ兄貴モーのせいで会社をクビになります。 腹が立ちモーへ文句を言いに行ったところ、現場で喧嘩に巻き込まれ無実の罪で留置所へ。 しばらくして目覚めると、街が混乱状態になっていました。 どうやらロシアの人工衛星がオランダに墜落し、付着していた宇宙の毒物がオランダ国民をゾンビにしてしまっていたのです。 そこへかかってきたのは、同じ会社に勤めていた恋人からの助けを求める電話。 恋人を助けるために、アジズは元会社のビルへ向かうのでした。
批評サイトなどで『ホラーコメディ』というジャンルに入っている事も多い、全体的にオモシロ系のゾンビ映画です。 イギリスのゾンビ映画『ショーン・オブザ・デッド』に近いものがあると思います。 また日本のように銃が出回っていないのでホームセンターで武器を探したり、様々な民族が移民として暮らしているらしく移民への偏見について喧嘩をするシーンがあり、意外な所でオランダのお国事情を知る事ができました。 トルコやモロッコ出身のキャラクターが出演するゾンビ映画と言うのも珍しいです。
それから人間として出会う人の多くが、『ウォーキングデッド』シリーズの登場人物も見習ってほしい位にイイ奴ばかり。 バカが多いのだけがたまにキズなんだけれども・・・・・・。
A「あー噛まれた。」 B「ゾンビに感染したなら、悪いけど殺さないとダメだな。」 A「大丈夫だ、感染してねえよ。殺さないでくれ!」 B「本当か? 今食べたいのはなんだ?」 A「人肉!」 B「やっぱり感染してるじゃねえかッ!」
みたいなやり取りが、定期的にあります。 他にも画面端にゲージが表示されて突然格闘ゲームみたいになったり、リングアナウンスみたいな人物紹介があったりと、作ってる側は面白くてしょうがないんだろうなあという、おふざけゾンビ映画でした。
軽めのゾンビ映画を観たい方にオススメです。
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