正常な進行や活動の妨げとなるもの 後編

 7月26日。
 相模原の障害者施設へ夜間に侵入し、罪の無い障害者19人が殺害されるという事件が起こりました。
 犯人は麻薬中毒者で浅い知識と薄い正義感の持ち主でした。

 自ら死を選ぶ状況に陥った場合、その原因を取り除く事で死ぬための理由が無くなります。
 かつて病気により自ら死を選ばないといけなかった人の多くは、医学の発展で死ぬ理由が無くなりました。
 また、日本の自殺者の遺書を調査すると、死を選ぶ理由は将来への悲観等ではなく圧倒的に借金絡みだそうなので、個人及び会社の借金返済の義務を放棄できるシステムが確立すれば、遺書を残して自殺をする人の8割9割は減らせる計算となります。

 どちらにせよ苦しみから抜けた先には生があり、間違えても救済とは殺す事死ぬ事ではありません。

 何故犯人は罪のない障害者施設の人々を殺す事が救済だと思ったのでしょう。
 麻薬中毒も関係するのでしょうか、さっぱり理解できません。
 施設で生活する障害者を救済する為に必要のは、政治家になり本人や家族の負担を和らげるとか、科学者になり障害者が障害を意識せずに過ごせる方法を研究する事で、19人の命を奪う事ではありません。

 彼らを殺しても世界中の障害者の障害が無くなるわけでもないでしょう。

 この事件に共感を覚えた方々は、もういちど救済の意味を考えてみてください。
 これが正当化されれば、今後は自分の独りよがりな正義感で大量殺人をする事件が増えてしまいます。

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[ 2016/08/02 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)