偉大なる先人

2017031501.jpg
半七捕物帳(岡本綺堂)

 岡本綺堂の半七捕物帳を読了しました。
 明治の世に青年が半七老人と出会い、江戸時代に岡っ引きをしていた老人の思い出話を聞くという形式の作品です。

 先週紹介した銭形平次の作者野村胡堂も、元はこの半七捕物帳のような作品を依頼されて書かれています。
 また、池波正太郎も鬼平犯科帳を書く際には半七捕物帳のような作品にしようと思っていました。
 他にもこれを参考にした作品は世に数知れず、半七はすべての捕物帳の原点となる作品です。
 
 解説でも書かれていますが、半七にせよ平次にせよ、非常に文章が読みやすく全体的に古臭さがありません。
 半七捕物帳の連載は大正6年(1917年)なので100年前の作品なのに、今の人が読んで読めない部分はおそらくほぼ無いと思います。
 
 1話分のページ数も少なく、ちょいちょい読み進める楽しみ方にも向いてますので、興味のある方は是非お手にとってみてください。

スポンサーサイト
[ 2017/03/15 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(4)