飲み込むんだぜ わいるどだらう?

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珍獣の医学(田向健一)

 基本的に文庫サイズの動物モノはハズレなしだなあと思った1冊を紹介。
『珍獣の医学(田向健一)』です。

 著者はエキゾチックアニマルを扱う動物病院を経営されてます。
 エキゾチックアニマルは犬と猫以外のすべての動物の事で、ウサギもヘビもカエルもエキゾチックアニマルに分類されます。

 日本ではペットショップで多くのエキゾチックアニマルを販売されているので、獣医学も進んでいるかと思いきや。
 大学で教える獣医学は馬や牛などの家畜がメインで、犬猫ですら軽視されているとか。
 そんな中、田向さんは独学で様々な動物を研究し、治療をされておられるわけです。

 実際にアマゾンで田向健一さんの本を調べると、著作が出てくるわ出てくるわ。
「リクガメの育て方」
「ハムスターの育て方」
「ハリネズミとの暮らし方」
「ウサギの飼い方」
 エキゾチック、なんでもござれといった感じです。

 本の内容はタイトルの通りで、珍獣を治療したお話や珍獣を飼う事についての考察が書かれています。
 基本的にどの動物も治療マニュアルみたいなのが存在しないので、試行錯誤をしながら治療に挑む姿は感激します。

 例えば亀に開腹手術をする場合、甲羅を上手く戻さないと壊死してしまいます。
 そこで手術が終わった後にどうやって甲羅をくっつけるか試行錯誤した結果、ホームセンターでたまたま見つけたセメダインの水中使用用金属用パテが効果的である事がわかり、世界中の獣医から問い合わせが来たとか。
 どの国にも動物の為に悩んでいる獣医さんがおられるのだなあと、感心しながら読みました。
(説明しちゃうと読む楽しみが無くなってしまうので、あまり掘り下げて紹介できないのが残念です。)

 エキゾチックアニマルを飼っておられる方はもちろん、動物が好きな方にもオススメです。

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[ 2017/06/01 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(4)