正当性

 築地の練り物業者が、廃業するというニュースを聞きました。

 理由は人手不足とありました。
 早朝の仕事で、外国人以外は集まらないそうです。
 6月で練り物分野は廃業し、パートを含めた約70人の従業員はほぼ解雇だとか。

 確かに残念な事ではあるし、この会社のおでん種は本当に美味しかったのですが。

 うーん、日本人が来ずに外国人を雇うしかないという労働環境が維持できないと滅びる伝統は果たしてどうなのだろう。
 ブランド力もあって美味しい商品を作れるのに、人を使い捨てる経営をしないとやっていけないのは、ひょっとしたら経営者側に問題があったのではないでしょうか。

 そもそも朝早く熟練が必要な仕事でも、それをやっていれば将来が保証されるようなら人でいっぱいでしょう。
 従業員をいとも簡単に解雇する経営者だから、志にひかれて職人が来る、みたいな事もなかったのかもしれませんよ。

 ここだけに限らず、l最近は色々な分野で人材が育たず技術が滅びる、という事件を耳にします。
 しかし一生懸命やっても生活が保障されない業界を保護する理由はありません。
 物事には寿命がありますので、そういう文化はいっそ滅びてしまっても良いと思います。
 大切なら保存会のようなものが有志でできて、何らかの形で継承されますから。

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[ 2017/06/08 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(2)