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キエフへの旅 Part.14 ここはぶきとぼうぐのみせだ。

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 ウクライナ国立歴史博物館へ。
 私が日本人と知ると、受付の方から4Fで日本人形展をやってるよ!みたいな事を言われる。
 みんな優しいなあ。

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 日本で例えるなら、千葉県佐倉の歴史民俗博物館や上野の国立博物館を半分ずつまぜたような展示内容。
 ウクライナ語のみでの解説文なのでわからないことだらけですが、展示品を観るだけでもなかなか面白いです。

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 しばらく歩いていたら鎖帷子(くさりかたびら)的な物を見つけました。
 僧侶が装備できる頼もしい防具っぽいです。

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 さらに進んでいくと、時代が進み鉄の鎧にレベルアップ。
 ドラクエの武器屋さんみたいなラインナップです。
 武士の鎧も好きですが、西洋の甲冑も良い物です。

 文字はわからないけど、なんか見ているだけでも面白いなあ。

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 ただしつい最近までのウクライナを扱っているので、当然戦争の歴史も欠かせません。
 長い歴史を持つがある分、この国は多くの戦争を経験してきました。

 爆弾や焼夷弾を眺めながら、階段を上って行きます。

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 チェルノブイリ博物館でもそうでしたが、この国は実際に亡くなられた方のプロフィールと遺品を展示するのを好むようです。
 ただし反戦を訴えるような展示品を観る事はありません。 
 私が訪れたウクライナもポーランドも台湾も、戦いそのものを悪とする感覚は無いようで、それが日本とは大きく違います。

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 プーチンのポスターも展示。
「プーチンはウクライナを侵略した。次は誰?」
 この『次』と言うのは、ヒトラーの次という意味なのか、それともプーチンに続いてウクライナを侵略する次の人と言う意味か。

 外国語がわかればもっと楽しいのでしょうね。

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 最上階の4F。
 受付の方がオススメされていた、日本人形展コーナーへ。
 
 吉徳大光が資料を提供している、非常に真面目でしっかりした日本人形展でした。

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 ゲド戦記の『テルーの唄』をBGMに、飾られている人形はサムライでもゲイシャでもなく、神武天皇(初代の天皇)。
 元共産主義の国って、こういう企画を本当に真面目に運営しますよね。

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 他の展示内容は、黒田武士、桃太郎、羽子板としてめ組の辰五郎(歌舞伎の方ですね)も登場。
「Fire chief of Edo(江戸の火消しの頭).」
 とか真面目に解説されていて、ちょっと面白いです。

 こういうの、もっと日本でも紹介すればいいのに。
 日本で紹介されれば博物館側だって嬉しいだろうし、日本人が沢山来るなら日本語の解説文だって用意されるのでは?

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[ 2017/09/15 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(2)