順転裁判

 先週、平日午後に予定が空きました。
 さてどうしよう。
 平日じゃない行けない場所へ行こうか。
 どこへ行こうか?

 そんな会議が我が脳内で実施され、気が付いたら東京メトロ霞ヶ関駅の改札を出ていました。

2016111701.jpg

 目的地は東京地方裁判所。

 以前から本物の裁判を見てみたいと思っていました。
 裁判所は土日にやっていませんので、勤めているとなかなか傍聴が叶いません。
 そこで平日の今なら!と、発作的にこちらへ来てみたというわけです。

 荷物検査を済ませ受付に行き、今日の裁判予定表を確認。
 時間的に一番見やすい時間帯の裁判は2件。
 強姦罪の審理と、麻薬関連の新規。
 時間と部屋をメモして開廷まで時間を潰します。
(建物内は撮影禁止なのでメモ必須です。)

 待合室で待っているのは私を含めて5人程ほど。
 大学生と思われる方や、おそらく趣味で裁判の傍聴をされる方でしょうかね。 

 まずは1件目の強姦事件についての審理をする裁判を傍聴しました。
 手錠でつながれた被告人が入廷。
 英語を使用するガッシリとした黒人男性でした。

 生れてはじめて見る、強姦魔です。
 手錠でつながれているとはいえ、緊張するものがありますね。 
 衣装はパジャマのようなルームウェアで、終始呆けているようでした。
 通訳がいるとはいえ、見知らぬ言葉のやり取りに飽きてきたのかもしれません。
 審理とは新規案件では無く双方の資料を審議する事らしく、

 検事「検察側は証拠を提示します。」
 弁護士「弁護側は精査に1週間必要とします。」
 裁判長「わかりました。それでは10日後以降にまた審理をしましょう。」

 で、10分位で終わってしまいました。
 その資料も被害者が事件のショックで通院しているという証拠らしく、空気が重いです。
 50人60人は入れる傍聴席も、私を含めて3人くらいしかいませんでした。
 新規案件ではないので事件の概要がわかりにくく、傍聴マニアには人気が無いみたいです。

 裁判長「次の裁判は〇日後に。」
 弁護士「差し支えありません。」
 検事「差し支えます。」

 などと、裁判長、弁護士、検事、通訳と、みんなの予定を合わせて15日後にまた審理に入る事が決まり、閉廷しました。

 あっというまにこの裁判が終わってしまったので、もう一つ目星をつけていた裁判の傍聴へ。
 こちらの案件は覚せい剤取締法について。
 先程の部屋の3分の1くらいの小さな法廷なのは、事件の重大性が低いからでしょう。

 被告はおそらく40~50代の女。
 松本伊代さんをさらにほっそりさせて眼鏡をかけたような被告です。
 
 被告にとって運が悪かったのは、たまたま裁判の勉強をしに女子高の生徒たちがグループで見学して座席がいっぱいという事でしょうか。
 開いている座席に座ると、右にずらーっと女子高生が座っていました。
 裁判に初めて挑む被告人にとって、あれはやりにくい空気でしょうね。

 犯罪の内容は、覚せい剤の使用。
 准看護師で夜勤が辛く、眠気や疲れをとる目的で1年前から覚醒剤を使用。
 今年の8月に逮捕されたようです。

 息子が証人として出廷し、本人の反省の弁がなされ、検事が尋問し、弁護士側が弁護の尋問をして。

 検事「准看護師と言う命を扱う立場でありながら覚醒剤を使用して業務をしていた罪は重い。懲役1年6か月の実刑を求刑します!」
 弁護士「被告人は初犯で家のローンもあり、息子さんも今後は被告をサポートすると証言しています。ここは情状酌量をお願いします。」 

 私は裁判の素人ですが、それでも覚醒剤の初犯なら大体は執行猶予が付く、という話はよく聞きます。
 判決は次回でしょうかね?

 裁判長「数分待ってください。判決出しますので。」

 ・・・・・・早いな。

 結局、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決。
 女性の裁判長は執行猶予とは何か説明をし、今後は覚醒剤を使わずに全うに生きなさい、的な事をいって無事に終わりました。
 1時間ちょっとくらいでしょうかね?

 隣の席の女子高生は時折お腹をぐるぐるきゅーと鳴らしながら、うつらうつらと睡魔と格闘中。
 私は興味があるから来たけど、学校の行事での全員参加は大変なんだろうなあ。

 閉廷後出口から出て裁判予定表にある被告人の名前を書いていたら、同じ出口から被告本人が出てきたのが今日一番のサプライズでした。
 黒いスーツの人なんかいたかなと思ったら、傍聴人席から普通に出てきて廊下で待機していましたね。
 小さい法廷だからでしょう。

 ちなみに、裁判所の地下には食堂とファミリーマートがあります。
 ファミマで普通にBL系のアニメグッズの予約POPがあるのは、ちょっと驚き。

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[ 2016/11/17 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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