The Call of Dead

 今日紹介する本はちょっとおっかない内容ですので、苦手な方はスクロールせずに飛ばしてください。
(グロテスクな写真も年齢制限が必要な内容もありません。)

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実録 死体農場(ビル・バス & ジョン・ジェファーソン)

 著者のビル・バス氏の専攻は法医学。
 事故や事件で亡くなった人について研究しています。

 それがある日、保存処理を施された南北戦争時代(150年近く前に戦死)の遺体を最近埋められた死体と間違えるという出来事が発生。
「そういえば、我々は死体の事をわかっていないのではないか?」
 そこでビルはテネシー大学人類学研究施設を設立。
 献体された死体を様々な環境に置き、腐敗の進行や虫のつき具合を研究する事になりました。

 献体された死体を水の底に沈めたり、ひたすら並べて腐っていくのを調べる期間なんて、日本では考えられませんよね。
 日本より自由な国のアメリカでも反対する人がいたらしいので、あちらの住民も驚いていたようです。
 死体の中に元軍人がいたせいで、退役軍人団体からも非難されたとか。

 しかしこの「気味の悪い」研究のおかげで、書かれた論文は世界中で評価され、多くの事件を解決するきっかけになりました。
 日本の警察もおそらくビルの研究成果を活用した事でしょう。
 また作家パトリシア・コーンウェルもこの施設を取材し、世界中でヒットした「検屍官シリーズ」の制作に役立てました。
 
 読了後もっとも強く抱いた感想は、世の中は本当に色々な仕事があるなあ!というものです。
 作品全体は著者がてがけた事件が主で、施設がメインではありませんが、それでも非常に様々なエピソードを知る事が出来ました。
 事実は小説より奇なりって、こういう事を言うのでしょうね。
  

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[ 2017/04/28 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(4)

ミステリーやホラー色の強い作品、フィクションでもこういう描写の元ネタがあれば、
参考にしたりするんでしょうかねぇ
普段こんな体験する人いないでしょうし
[ 2017/04/28 14:33 ] [ 編集 ]

作家さんはもちろん、科学捜査機関や警察機関もここの論文を参考にしているようです。
近代において死体を研究する学問は、ここが開設されるまで無かったそうですよ。
[ 2017/04/28 23:07 ] [ 編集 ]

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[ 2017/04/29 19:14 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ありがとうございます。
当店はアクセス数もクリック数もコメント数も賞レースに参加しているわけではないので、ご覧いただいているだけでもありがたいですよ。
[ 2017/04/29 22:05 ] [ 編集 ]

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