キミもらう性 ボクあげる性

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メスの流儀 オスの流儀(池田清彦)

 面白いタイトルの本を見かけたので、買ってみました。
『メスの流儀 オスの流儀』
 タイトルの通り、動物界におけるメスオスセキララ話です。

 全国の男子には残念なお知らせですが、基本的に動物界はメスの方が優位(貴重?)です。
 何故なら精子の数に比べて卵子の数が絶対的に不足しているからで、このせいでメスを巡ってオス同士が戦うケースが後を絶ちません。
 人間だってありますでしょう? 私の為に喧嘩はやめてーって。

 ただまだ我々ホモ・サピエンスのオスはまだ恵まれている方で、地上には人間ですらも涙を誘う悲しいオスの定めがある事を、この本で知るのです。

 メスに食われたり、メスに吸収されたり、メスに貢いだり。
 中にはメスになっちゃうオスなんかもして。

 こういう分野を学ぶといわゆる性的少数者の存在が「どんな動物にも存在しうる現象」である事に気が付くので、良い勉強にはなりますが、男女平等とか男尊女卑とか言われる中でも女性が大切に扱われている根拠を突き付けられているようで、オスとしてはちょっと悲しくもあり。

 この本には人間、いわゆるホモ・サピエンスについても紹介されており、
「ホモ・サピエンスのメスは他の動物と違い発情のサインを出さないので、オスは年中メスの気を引かないといけない。」
 という記述にはちょっとハッとしてしまいます。

 サルのように発情期がわかるとオスはその時にしかメスの気を引かなくなるので、発情期がわからない方がいつもプレゼントが貰えたりレストランで奢ってもらえる反面、メス本人ですら発情期がわからなくなってしまっているので、望んでなかったのに妊娠してしまうケースもあるとか。
 ただ婚前妊娠をきっかけに結婚した夫婦が上手くいっているケースもあるので、結果的に成功しているパターンもあるしなあ。
 調べれば調べる程、何か底なし沼にハマりそうな案件ですね。

 ちなみに、個人的にこの作品の中で一番関心を抱いたのが、ゴリラの話。
 どの動物もオスは基本子育てに参加しないケースが多いのですが、ゴリラのパパは乳離れした子供と遊んであげたり、ママゴリラが死んでしまった子ゴリラの面倒を見たり、一緒に寝てあげたりするそうです。
 子供のゴリラはそういうパパゴリラに対し、老いて衰えた後でも敬意を払って過ごすとか。

 やだ、ゴリラって超イケメン。

 ホモ・サピエンスのオスもゴリラから見習うべき点がありますね。
 少なくともゴリラは愛する子供を車に乗せたままパチンコへ行きませんし、虐待で殺す事も、いじめで自殺させることもないでしょうから。

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[ 2017/06/19 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(2)

カマキリメスとかすげーよな、産卵前にオスを食っちまうし
人間も性質、残忍さ、すごさでは負けてないけどさw
[ 2017/06/19 10:32 ] [ 編集 ]

>てかとさん
カマキリだけでなく、クモなんかも食べちゃうそうです。
人間はメスを巡ってオス同士で殺し合いしちゃいますからなあw
[ 2017/06/19 23:14 ] [ 編集 ]

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