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選択肢が増えるとハードルが上がる

 最近保険会社か何かのCMで、
「ガンの治療をしながら働く選択肢」
 というフレーズが用いられ、SNSなどではちょっとした話題になりました。
「そこまでして働かないといけないの?」という意味です。

 何か新しい便利な物が生まれた時に選択肢が増えるのはもちろん素晴らしい事です。
 ですが、我が国は良くも悪くも国民に競争による高い基準を求めます。

 端的に言えば「あの人はやってるのにあなたはやってないの?」という考えです。

 そりゃあガンの治療をしながら働ける人もいるでしょうが、中には療養が必要な人もいます。
 ですが、よその人が全患者さんの症状を把握できるはずもなく、
「世間ではガンの治療をしながら働いている人がいるのに、あんたはなんで家にいるの?」
 なんて言われた日には、患者さんが気の毒でなりません。

 なんでこんな事を言い出したかと言いますと、以前聞いた話で似たようなケースがあったのです。
 最近は0歳児から、比較的早い段階で利用できる保育園があるそうです。
 親御さんの中には色々な事情があり、お子さんが0歳の時点で保育施設に預けないといけないケースがあるのは仕方のない事です。

 が、前述した通り、日本人には下の人間に競争と高い基準を求める国民性があります。

 本来、事情があって0歳のお子さんを保育園に預けるシステムがあるというのが、いつのまにか、
「世間には0歳保育があるのに、なんであなたはさっさと預けて職場に復帰しないの?」
 という責められる要因になってしまったのです。
 妊婦さんだってそう簡単に体力が回復するわけでもないでしょうし、各家庭にはそれぞれの事情があるのになあと思ったのでした。

 多様性と言うのは自分がベストと思う選択肢を取っても非難されないという事なのではないでしょうかね。

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[ 2018/06/14 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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