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カツ丼わしづかみ食いの法則

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カツ丼わしづかみ食いの法則(椎名誠)

 椎名誠さんの「カツ丼わしづかみ食いの法則」を読了。
「サンデー毎日」の連載エッセイを単行本化した作品で、今回で9巻目となる本です。
 基本このシリーズは椎名誠さんの日常を書いている本なので、いきなりこれから読まれてもサッパリだと思います。
 時系列的には大震災あとのお話ですね。
 
 ただエッセイそのものは面白いので、気になる方は1巻目の「ナマコのからえばり」から読まれると良いでしょう。

 私は小学生から椎名さんの本を読んでいるので、今や師匠から訓戒を受けるような感覚でこのシリーズを読んでいます。
 かつては狂犬のごとき椎名さんも、お子さんができ、お孫さんができ、体の不調や悩みや、死についての想いも告白され、今では丸みを帯びた良さみたいなように感じられます。正直な話、ここにいたる間に少しこの作家さんから離れようかなとおもった期間もありましたが(一時期、マイナス方面の感情を書き綴った作品ばかり読む事がありました)、今はそんな作品を目にすることもなく、力を入れずに読みやすい文章を量産されておられますね。ベテランの剣士が力を入れずに藁の人形を楽に斬っている感覚で。

 多くの場所へ行き多くの出来事を体験した椎名さんがかつての歴戦の武士のように、若い武士に体験談を話すような感覚でこういう本が広がっていったらなあと思うのですが、どうでしょうねえ。

 ところで、四半世紀前から読んでいる作家さんが今風の単語を使われると、なんか不思議ですよね。
 以前は孫とグーグルアースを見ている場面が描写されていましたし、今回は「腐女子」について疑問を呈していました。
「ホモが好きな女性」とされていましたので、まあ椎名さんの世代でそこまでご理解されているなら、十分ではないですかね。

 ああ、なんか好きな作家さんの話をすると、とりとめがなくなってしまうぞ。

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[ 2018/07/30 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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