肉じゃがとお好み焼きを巡る冒険 No.09 Mighty Pegasus さみだれ乗艦記 後編

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 それでは、今日は護衛艦さみだれに乗艦した話の後半戦でございます。
 私は軍事関連の知識がほとんどないので、トンチンカンな解説文を書いてしまうかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

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 乗艦レポート前に、基本的なお話を少々。
 本日乗った護衛艦は、むらさめ型汎用護衛艦の6番艦である護衛艦さみだれ。
 
 排水量4,550トン。
 全長151m、全幅17.4m
 最高船速は30ノット。

 海軍からカウントして2代目であり、初代は昭和19年にアメリカの潜水艦に撃沈されています。

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 艦これに登場する五月雨は、その初代にあたります。
 姉妹艦である涼風が好きなので、当鎮守府でも改レベル位までには育てていました。

 このイベントに参加されていた客層は、

・家族/親子連れ…お子さんが船好きだから来たのではないかと思われます。
・おばさん&おばあさんグループ…後方の自衛隊員さんとの会話を拝見する限り、ご近所さんか自衛隊員さんの御家族かも?
・男性グループ…艦これファンかな?
・女性グループ…艦これファンと思われ、男性グループより割合が多かったかも? 後の呉見学でも何回か目にしてました。
・一人旅…多分自分くらいしかいない。

 などなど。 

 乗った時の第一印象は、まるで映画かSFの世界に来たよう。
 現実味のなさと興奮とが重なり合い、乗艦から退艦まで少しぽーっとしておりました。

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 例えば、乗艦して艦の前方へ進むとまず最初に足元に見えるのが、お子様が記念撮影で乗っていた、蓋のような板が並んでいる個所。
 私を含めだれでも乗ってOKという場所です。
 まさか、これがVLS(Vertical Launching System≒ミサイルの垂直発射装置)ですって言われても、ピンと来ませんでしょう?

 格納されているミサイルは、発展型シースパロー(対空ミサイル)とアスロック(対潜ミサイル)でしょう。
 対潜ミサイルは中に対潜魚雷が入っており、ミサイルが敵潜水艦の近くまで飛ぶと魚雷が海に投下。海中で魚雷が潜水艦を追っかける兵器です。
 漫画の「ジパング」でも登場していたので有名かもしれませんね。

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 CIWS(近接防御火器システム)高性能20mm機関砲、名称はファランクス。
 さみだれに撃たれたミサイルなどを直前で迎撃する防御兵器です。
 実物はこうなってるんですね。

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 マインクラフトの世界だけのお付き合いで、本物が観られるとは夢にも思わず。

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 さみだれの主砲、76mm単装速射砲。
 イタリアの兵器メーカー、オート・メラーラ社製による傑作と言われて、日本やアメリカを含め多くの国で採用されています。
 最大射程は18400m、発射速度は1分間に50~60発。

『ジパング』の柳一曹曰く、第二次世界大戦時代の戦闘機相手なら止まっているハエを落とすように撃墜できるとか。
 参考までに、戦艦大和で採用されている主砲の発射速度は1分間に1~2発だと言われています。

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 実は、これもマインクラフトでお世話になっていた兵器です。
 この兵器は現在2タイプバージョンがあるので、外見がちょっと違います。

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 正面より撮影。
 レーダーいっぱい。

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 これ、なんだろうなあ?
 海上に何か打ち出す道具なのだろうか?

 正解は、68式3連装短魚雷発射管でした。
 魚雷って割とスマートなんですね。

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 案内してくださる自衛隊員さんは親切で穏やかな物腰の方ばかりでしたが、こういう注意書きを見るとここが戦闘艦である事を思い知らされます。
 実際にさみだれはソマリア沖にて海賊対策をしているので、近代兵器で武装している海賊相手に隊員の方々は緊張の日々を送られている事でしょう。

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 90式艦対艦誘導弾、「きゅうまるしきかんたいかんゆうどうだん」と読みます。
 敵軍艦に発射する、対艦ミサイルです。

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 手作り感のあるPOPが素敵です。
 エクセルか何かで作られたのでしょうかね?

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 船体をぐるっとまわって後甲板へ。
 普段は対潜哨戒(敵の潜水艦を見つける)にも使用できるヘリコプター、SH-60Jなどを格納しているスペースだそうです。

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 ここでヘリコプターが発着するわけですね。

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 おそらくはヘリに給油する装置だと思われます。
 私が撮影するまで艦これのフィギュアが置かれていました。
 女性の艦これファンが、那珂ちゃんのフィギュアと一緒に記念撮影をされていたようです。

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 後に見えるのは、練習艦しまゆき。
 陸にはつながっていませんが、艦を横につないで艦の間に橋を設けるので、乗組員は隣の掃海母艦ぶんご経由で港に入れます。

 掃海母艦ぶんごは映画『男たちの大和』のロケ地、つまり戦艦大和として撮影された経験があったり、東日本大震災の時に救助活動や支援物資を届けたり、被災者に入浴サービスを実施したりと、あまりマスコミには紹介されていませんが、かなり活躍している艦です。

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 では、このあたりでさみだれの横付けされている練習艦しらゆき(白雪)についてもちょっとだけ紹介したいと思います。
 ツイッターで前半戦の記事を書いたところ、艦これの白雪ファンの方にお気に入りしてくださってお礼もかねて、ちょっとだけ。

 画像はただの横断幕ではなく、艦と艦をつなげている橋です。
 正式名称なんていうのかな?

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 この子が艦これの白雪ちゃん。
 近所の可愛いお姉さん(中学生)っていう雰囲気です。
 うちの鎮守府では初雪推しの関係もあって、吹雪や白雪なんかも仲良く起用して、みんな改レベルになっています。

 今回お隣同士のしらゆきは、1983年より護衛艦として就役。
 現在は旧式となったので練習艦となっています。

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 主砲はさみだれと同じく、76mm単装速射砲。 
 さみだれはお客さんが多く全体的な撮影ができなかったので、ここはしっかり撮影しておきます。
(お客さんが映っている画像を紹介するわけにはいきませんので。)

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 74式アスロック8連装発射機、いわゆる対潜ミサイルランチャーです。
 旧式艦はこういうミサイル発射装置を使用しています。ただこれだとミサイル1発が故障するとすべて使えなくなってしまうそうで、今では発射装置が独立していて1本が故障しても他のミサイルが発射できるVLSタイプの方が採用されているようです。
 
「もしかしたら、あれはアスロックですか?」
「そうです。」

 自衛隊員さんは、笑顔で気さくに答えてくださいました。

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 最後に今回は乗れなかったけど、気になった艦を2隻ほどご紹介。
 護衛艦の上から撮影してもさらに大きく感じるこの船は、護衛艦いせ(伊勢)。
 ヘリコプターを同時に発着させることができる、いわゆるヘリ空母と呼ばれる護衛艦です。
 カタパルトが無いだけで、基本船体は空母のそれに近いですね。

 とにかく大きい。
 
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 現在のいせは2代目にあたり、初代伊勢は航空戦艦として第二次世界大戦で運用され、艦これにも登場しました。

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 最後はこれも恐ろしく大きい輸送艦しもきた。
 こちらも2代目しもきたとなります。

 初代しもきたは、アメリカから供与された戦車揚陸艦ヒルズデール・カウンティ。
 アメリカ海軍で退役し、日本の海上自衛隊で活躍したあと、さらにフィリピンで活躍し最後は解体されるという、45年にもわたって大活躍しました。

 2代目となるこの艦は巨大なホバークラフトを格納しており、海外の災害復旧支援などでも活躍しています。
 オスプレイの離着陸なんかもできるとか。

 なんて撮影を楽しんでいる間に、あっというまに見学終了時間10分前。
 名残惜しいですが、ここを離れなければなりません。

 ありがとうさみだれ。
 海上自衛隊の方々には大変お世話になりました。

 護衛艦見学について、詳しくは下記サイトをご覧ください。

 海上自衛隊 呉地方隊広報ページ

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[ 2014/09/20 23:34 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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