おひとりさま自衛隊

 たまには歴史以外のジャンルで読んだ本のお話などを。

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いざ志願!おひとりさま自衛隊(岡田真理)

 アイドルがデビューするきっかけなどで、
「お友達と二人でノリでオーディションを受けたら、私だけ合格したんですよ。」
 みたいなお話は数あれど、

「酔った勢いで予備自衛官補の試験を友達と受けたら、私だけ合格したんですよ。」
 と仰る方は、広い日本でもこの作者の岡田さんくらいではないかと思います。

 自衛隊には、現役隊員の方々が緊急出動となった時に、手薄・不足となった部分を補うために予備自衛官補を後方等に配置するという制度があります。常勤にするとコストもかかってしまうので、主に社会人が予備自衛官補となり、平時は社会生活を、緊急時には自衛官として活動するシステムです。
 岡田真理さんはその予備自衛官補のテストに、酔った勢いで挑戦してしまったのです。

 予備とはいえ訓練は厳しく、催涙ガスを体験したり軍用ライフルを発砲するわけなのですが、筆者の明るい文体も手伝ってか、それほど悲観的でもないのが特徴。訓練などで使命を全うするしっかりとしたONの部分と、肩の力が抜けているOFFの部分との、自衛隊の両面が見られた、なかなかに面白い一冊でした。

 読書の面白さの中には、
「自分が絶対に体験できない出来事を知る機会が得られる」 
 という要素があります。

 私は一生自衛隊の訓練をすることはなさそうなので、そういう部分でも貴重な作品でした。


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[ 2013/12/03 01:23 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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