属性てんこ盛り

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アルカナハート3 LOVE MAX!!!!!

 STEAMで販売されている日本産対戦格闘ゲーム(ハートフル2D対戦アクション)、アルカナハート3を買ってみました。
 
 ピークがヴァンパイアハンター、最後にハマっていた格闘ゲームがKOF98(SNKが1998年に発売したゲーム)の私は、操作だけでも大苦戦。
 キャラクターだけではなく、キャラを守護するアルカナ(精霊/これだけでも数十種類あります)のコマンドを覚えなければならず、団塊世代のおじさんがビデオの予約に挑戦するように、マニュアルとにらめっこをしております。

 動画サイトのようなスゴイコンボは出せないものの、ホーミングボタンを組み合わせたコンボが決まるとそれなりに気持ちが良いです。
 試しに入ったオンラインでは、初心者チームでも相手のコンボを見ているだけ(≒やられっぱなし)でしたので、対戦は無理そうです。

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 それにしてもすごいのが、このシリーズのキャラクター。
 なんというか、イロモノというか、濃いキャラが多いですね。

 最初にマイキャラにしたのは左の投げ技が得意な大道寺きら。後に、
「レバー三回転なんてできるかーッ!」
 とブン投げる事になる女の子です。

 11歳の小学生。
 旧スクール水着。
 頭脳明晰。
 スライムによるマッチョな投げ技。
 天才ゆえに他人を見下す言動。


 すごい、属性てんこ盛りだ。
 右にいる女の子キャサリンも、 

 12歳の小学生。
 バニーガール。
 頭脳明晰。
 メカ。
 関西弁。


 と、こちらも濃い味付けになっています。

 全体的にどこかの組織に所属しているキャラが多く、任務を匂わせたり相手を見下すキャラが多いようです。
 お子様やアホの子も多いですね。
 最多年齢層が14歳なので、どうしてもアンバランスになってしまうのかも。

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 両端のアニメCGはキャラクターの状態にリンクしてアニメーションします。

 右の女の子は14歳の巫女、春日舞織。
『たゆん』と、他のキャラクターにも胸をネタにされる事もしばしば。
 男性が喜ぶ女の子同士のやり取り、を意識して作られている世界観のようです。

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 その割には、絶対にパンツが見えない仕様です。
 これほどセクシー方面にガードの強い作品も珍しいですね。

 決してつまらなくなく、それなりに面白いとは思うのですが、あまりにもキャラを先鋭化というかマニアックにしすぎて、敬遠しているゲーマーも多い作品のように感じます。
 そりゃあ、みんなダルシムやアナカリスばかりの格闘ゲームはとっつきにくいですよね。

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姐 あねさん(1995年 / NECアベニュー)

 で、このイロモノな話を考えているうちに、過去にも属性をてんこ盛りにしたゲームがあった事を思い出しました。
 PCエンジンの姐(あねさん)です。

 先日紹介したようにPCエンジンは初期こそイースのような名作移植を手掛けてはいたものの、末期になるとイロモノ系ソフトかPCのアダルトソフトをマイルドにした移植版ばかりを出すようになっています。

 ときめきメモリアルがこのハードから誕生したのである意味仕方ないと言えば仕方ないのですけど、
「美少女ゲームを遊びたいけどパソコンを買うお金が無いお兄さんたちの為のハード」
 と評価されていましたっけ。

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 これがまあ色々属性てんこ盛りで、しかもゲーマーには何の説明もしないのだから、遊んでいる方はポカーンなのですよね。
 ストーリーは、レディースの主人公が行方不明になった姉を探すために関東(?)中のレディースへ殴り込みに行くというもの。

 ゲームの内容はファイナルファイトタイプ、いわゆるベルトアクション。
 敵のレディースを殴りながら進んでいきます。
 
 ゲーム自体の出来は悪く、敵の種類も5~6種類がせいぜい。ステージも簡単で短く、ラスボスまでを1本に繋げてもおそらくファイナルファイトのイージーモードで2面の途中で終わってしまう程度しかボリュームがありません。

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 おまけに、
「これ、面白いだろ?」
 って開発陣が思っているだろう要素をガンガンぶち込んでくるので、プレイヤーはすっかりおいてけぼりです。

 例えばステージ間に登場する、セーブが出来る休憩ポイント。
 中には通販モードがあるのですが、沢山あるアイテムでどれを買うと何の効果があるのかさっぱりわかりません。
 部屋に飾られるくらいで、他は不明。
 中には買うとマイナスになるアイテムもあるそうですが、それが何かわからないのでどうしようもないのです。
(バイクのみ購入するとボーナスステージが遊べるようですけれども。)

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 ボーナスゲームの怖い顔グランプリ。
 十字キーをぐるぐる回して先に怖い顔になった方が勝ち。

 ですが、このゲームに勝っても何もメッセージが出ず。
 通販で使えるお金が少し増えている事に気づかないプレイヤーは多かった事でしょう。

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 おまけにステージ間で、主人公のポエムのコーナーがいきなりはじまります。
 怖い顔グランプリの後に、急に可愛いCGが表示され、クラシックの曲と共に流れるヤンキーねえちゃん作の可愛いポエム。
 意味が分からねえです。

 エンディングは何故か唐突に始まる主人公の結婚式ですし。
 完全に「コレ面白いでしょ?」っていう目論見が滑った印象ですね。

 ただプレイヤーのほぼ全員が、
「音楽だけは一級品!」
 という評価を付けているのだけは共通しています。

 作曲を担当されたのは葉山宏治さん。
『超兄貴』 『スーパーロボット大戦』『大乱闘スマッシュブラザーズ』等、数々の名曲を手掛けた凄い人です。
(私もこの方好きなので、細かい論評をせず、あえてスゴイ人と評します。)

 この葉山さんの曲が、いかにも昭和世代のヤンキーさを感じる名曲ばかりで。
「ゲームはやってないけど、葉山さんが好きだからサントラを買う。」
 という方も多かったのです。
 お時間のある方はちょっと検索されると面白いかもしれません。 


 ・・・・・・あれ、何の話をしていたのでしたっけ。

 そうそう、バランスです。
 ストリートファイターが支持されたのは、やはり真面目なキャラとイロモノキャラのバランスが良かったからじゃないかなと思います。
 みんなダルシムみたいなキャラしかいないゲームだったら、長続きしていなかったと思います。
 イロモノばかりの格闘ゲーム、ワールドヒーローズもすでに過去の作品ですしね。

 ゼロから世界観を作るのは難しいですね。

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[ 2016/05/07 22:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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