ポーランド散策記 Vol.05 ~スターリンのオルガン~

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 鉄道博物館の次はポーランド軍事技術博物館へ。
 ワルシャワ駅近くにある軍事博物館とは違い、バスで乗り継いで30分くらいかかります。
 事前情報とは違い、入場は無料になっていました。

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 入り口近くですでに驚くのが、右手にズラリと並ぶ戦車達。

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 左手にズラリと並ぶ野砲の数々。

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 さらに道路側には大型の野砲が、とても写真で紹介しきれないボリュームで並べられています。

 改めて紹介しましょう。
 こちらはポーランドの軍事技術博物館。
 ポーランド軍所有のものを中心に、沢山の兵器が展示されています。

 元々私がこの施設を知ったのはインターネットです。
 アニメ「ガールズ&パンツァー」が好きで日本語を覚えたポーランド人のオペちゃんという方の記事で知りました。
 
「なるほどポーランドは面白そうな所だな。それでは行ってみようかな?」

 オペちゃんはこの旅をしたきっかけとなった方でした。
 そんな彼が所属しているのがこのポーランド軍事技術博物館。
 ここでは兵器を展示しているだけでなく修理をして実際に動かす事もしているそうです。

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 展示されている兵器は元共産主義らしく、いわゆる東側製がメイン。
 日本やアメリカなど、西側の国家ではなかなか見られない貴重な物ばかりです。

 こちらはT-34/85中戦車。
 アニメ「ガールズ&パンツァー」では、カチューシャが乗っている戦車です。

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 地面に目をやると、自走の跡が確認できます。
 きっとこの戦車は今でも動くのでしょう。

 この85タイプのT-34だけでも22000輌以上生産されて(全バージョン揃えて8万台以上生産されているとか)おり、替えのパーツが手に入りやすい事で、この博物館以外の博物館や個人所有の稼働車両があるそうです。

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 戦車のエリアを抜けると、お次は装甲兵員輸送車。
 これらは兵隊さんを戦地に送る時に使用される兵器です。

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 さらに進むと自走式多連装ロケット砲が数台並ぶエリアになります。
 BM-13、通称カチューシャ。
 ドイツ軍からは発車音から由来して「スターリンのオルガン」とも言われました。

 今回こちらに来た一番の目的が、このカチューシャです。
 その昔、「バトルフィールド 1942」という第二次世界大戦を舞台にしたFPSがありました。
 その中で私が好きで良く操縦していたのが、カチューシャでして。

 東側の兵器はなかなか日本では見られないので、ポーランドへ来た際には是非とも見ておきたい!というわけなのです。

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 なるほど、上はこうなっているのですなあ。

 ソ連軍は兵隊さんをウラーッ!って突撃させるのが好きでした。
 ただし戦場は敵兵士がいたり敵兵器があったりで、ウラーッ!とできません。
 そこで同志スターリンは予めロケット砲を戦場にばら撒き、敵がビックリして逃げている間にウラーッ!とさせました。

 火力と手数で圧倒する武器なので照準器は無く、ロケット砲をひたすらばら撒くのが目的の武器だったのですね。
 このアイデアは非常に優れていたようで、自走式多連装ロケット砲システム兵器はアメリカ軍や陸上自衛隊でも採用されています。

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 車両が終わると、今度は航空機のエリアへ。
 こちらもやはり東側の航空機MigシリーズやLIMシリーズ(ポーランドバージョンのMIG)が並びます。

 どれも初めてみる機体ばかりだー!

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 亜音速軽爆撃機、Il-28。
 1949年頃にソ連で採用された爆撃機です。

 すでにロシアでは退役しているようですが、北朝鮮では少数ながらまだまだ現役だとか。

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 順路の道からでも、下から覗けば爆弾装が確認できます。

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 自走式対空砲のZSU-57-2。
 57mmという大きな機関砲を装備していたのですが、レーダーが無い事もあり、早々に生産が打ち切られたそうです。
 1955年から1960年頃に生産されたというので、これでも私より大先輩なんですよね。

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 稼働する戦車があれば、すでに破壊された戦車もあります。
 この戦車はドイツの中戦車IV号戦車・・・・・・の残骸。

「ガールズ&パンツァー」のあんこうチームが乗っている戦車でもお馴染みですね。

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 これだけいっぱい!と驚くのはまだ早いです。
 奥には手の付けられてない戦闘車両が無造作に止められていました。

 これほど素晴らしい施設なのに、なかなか予算が集まらず手つかずの車両も多いようなのです。
 せめてお土産でも売ってくれていれば、売り上げに貢献できるのですけど。

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 そうこうしている間に、館員さんが兵員輸送車を入り口近くまで動かしてました。
 実際に動く姿に感動し、色と臭いが凄まじい排煙に驚愕し。
 戦争の道具なのですから、エコとかハイブリットとは無縁の世界なのでしょう。

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 その輸送車が停車したので撮影しに行ったら、オペちゃんさんが日本人の観光客さん相手にガイドをされていて、またまた驚き。
 ポーランドに来てコミケの袋を持ち歩いている現地の方を見かけたのも驚きですが。
 最初その方がオペちゃんさんとは夢にも思いませんでした。

 後程オペちゃんご本人に挨拶しましたし、イイネの返事も頂けましたので、良い思い出になりました。
(オペちゃんはこの写真のフレームすぐ右におられました。)


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[ 2016/09/17 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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