世界に笑われても

 今年は鰻があまり獲れず、価格が高くなるそうです。
 水産庁は特に漁業制限を強化するような事もせず、持続可能な水産業に務めるそうです。
 もしかしたらウナギは我々の世代で食べられなくなってしまうかもなあと、ニュース記事を読んで思いました。
 
 人が生物を絶滅させることのむなしさは過去の歴史で知る事が出来るのに、当事者は基本的に事なかれ主義で過ごす事が多いようです。

 特に日本は話し合いが大事な国。
 禁漁にするとウナギ業者が困るし争いの原因にもなる、何より業者の意見も聞かないと!と宗教的じみた「みんなの意見を聞く」倫理感の為に、何かを禁止にする決断を避けがちです。

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大英博物館資料 リョコウバトの剥製(20世紀に絶滅)

 かなりブレていますが、こちらがリョコウバトの剥製です。
 昨年の日記ではブレが酷くて紹介しませんでした。

 リョコウバトは北米に生息していた、おそらくは世界に存在する鳥類の中で最も数が多い(50億羽)と言われていた鳥でした。
 それが乱獲であっという間に絶滅しました。
 アメリカは狩りを禁止にして保護しようしたものの、ハンター側に自然動物保護の概念がありませんでした。

「減ってるなら、最後にごっそり捕まえて儲けよう!」

 欧米、とりわけアメリカ人の中に自然動物保護精神を持つ方が多いのはこの理由があると思います。
 我々のご先祖様は大きな過ちをした。だから我々の世代でそれを繰り返してはならない。
 そんなアメリカの人々が、

「今年は鰻が不漁ですので、今のうちに確保しておきましょう!」
「今年はカニの収穫量が少な目、安いうちに沢山確保しておきました!」

 なんてPRしている日本の漁業界を見ていたら、そりゃあ歴史を学ばない野蛮な人達だって思うのは当然のお話。

「欧米の人はキリスト教史観で、クジラは食べてはダメって言うくせに牛は食うじゃないか!」

 違います。
 クジラは再生産システムが出来ておらず繁殖力が低い生物だからダメで、牛は養殖システムが完全に出来上がってるから良いのです。

「クジラを獲る事で小魚の減少も防げる。逆にクジラが増えすぎて他の魚も減っているじゃないか!」

 そもそも日本人は小魚も獲りすぎているので、そちらにも手を出すべきじゃないのです。
 クジラが増えて小魚が減れば、今度はクジラも減ってきますし、それによって小魚の量も回復するのですから、人間が手を加えなければ自然環境が上手に調整してくれるのですよ。我々日本人はクジラも小魚も乱獲するからおかしくなるのです。

「ウナギの量は減っていない。中国人が沢山食べるようになったから高くなったのだ」
 グリーンピースが2013年に作成した資料『国内大手スーパーマーケットにおける絶滅危惧種および乱獲されているウナギの調達方針について』によると、日本は世界の2%足らずの人口で世界中で生息する70%の鰻を食べてしまってるそうです。
 一番食べている人達が改善しないといけない責任を、最近食べ始めた人に押しつけてどうします?
 鰻の量は実際に減っており、日本のシラスウナギでも足りないから西洋のシラスウナギを獲り始め、ヨーロッパに怒られたから今度はアフリカ等の別の国のシラスウナギを獲っているわけで。本当に数が維持できているならずっとニホンウナギだけでもやっていけるでしょうに。

 これは何の本で読んだっけかなあ。
 鰻を絶滅させないようにするためには、実は鰻を禁漁にしなくても良いそうです。
 鰻屋さんとカウンタータイプのお寿司屋さんあたりで扱い、お給料日とかに贅沢して食べる地位であれば、禁漁も不要で絶滅の心配も無いとか。
 
 ウナギの稚魚であるシラスウナギの減少に拍車をかけたのは、回転寿司とスーパーです。
 また、江戸時代に無理やり作った土用の丑の日にみんなで食べるというナンセンス(鰻が売れないから始めただけの話ですから)な風習をいまだに続けている我々もウナギ現象の共犯者でしょう。

 世界に誇る日本のなんちゃらって日頃言っている人が見て見ぬふりをする日本人の恥ずかしい所。
 世間に対して影響力のまったくない個人サイトの日記で、少しでも知って頂ければ幸いです。



 以下、余談ですが。
 あの日本人の魚介類における天然モノ信仰、なんとかならないものですかね。
 北大路魯山人や「美味しんぼ」の価値観からそろそろ抜け出しませんか?

 北欧あたりの最先端の漁業は、もう漁師さんがいないんですよ。
 博士号を持ってるような専門の方が厳しい試験に合格して、大きい養殖センターで働いています。
 自然環境に影響を与えない状態で美味しくて安全な魚を再生産できる環境なので環境保護団体からの評価も高く、
「大人になったら漁業に携わりたい!」
 っていう子供もいるくらいだそうですよ。
 
[ 2018/02/16 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

獅子搏兎

「獅子は兔を狩る時にも全力を尽くす」
 って言う中国の諺があります。
 大雑把に解説すると、どんな物事にも油断せず全力で取りかかろう!という意味です。
 
 話は変わり、最近はデータロガーや小型カメラなどを利用するなど、動物の生態を調べる技術が進化しています。
 その中でチーターにデータを取り付けた方がおられたのですが、それが図鑑で言う所の生活をしていないという事が判明。
「チーターの走るスピードは時速100kmを超える、世界最速のスプリンターなのだ!」
 と言われていたのが、実際は平均時速60km位で狩りをしている事がわかったそうです。

 なんでも最速を出したのは「ライオンに追いかけさせた」時に記録であり、そりゃあ死ぬ気で逃げるわなという話です。
 アドバンテージ分を考慮したら、おそらくウサイン・ボルトさんでも勝てるのではないでしょうか。
 
 これに限らず、基本的に動物は手を抜いて生きているというのが最近では定説のようです。
 深く潜れるペンギンも、基本は浅い所でちょこちょこ小魚を獲って生きてますし、熊や猿は人間の食べ物を拝借します。
 その最終形態が笹だけ食べるパンダなのでしょう。

 そう考えると、人間はいつも本気でこなさないといけないミッションが多いですよね。
 思うに(というより生物学の常識なのかも?)、いつも本気を出さないといけない動物は人間位なものじゃないですかね。
 病気でも事故でもなく過労死なんて、生物の世界ではよっぽどの事ですよ。

 働きアリっていう表現があっても、アリは過労死しないでしょう。
「若いアリは大切なので巣の中で作業をさせて、年を取ったら外回りをさせよう。その方が効率的だから」
 彼らにもこんな効率性を持って活動しているのに、20代30代の若くて貴重な人材を過労死や自殺させる世界のなんと非効率的な事か!
(実際にアリの中には、若い頃には巣で働かせ、年を取って元が取れたアリを外回りに出す種類が存在します)

 余談ですが、兎は動物園で実際に肉食獣のエサになっているケースが多々あります。
 生肉をポンと渡すより野生のカンが引き出せるのか、生肉と兎がセットで与えられているようです。
 チーターの場合にも兎が餌になるケースがあるそうですが、この時は予め兎の足を折っておかないといけないそうです。
 元気なまま放たれた兎が穴を掘ってしまうと、チーターがその穴で骨を折ってしまうケースがあるとか。 

 ロボットゲームとかでステータスを機動力を最優先にしたせいで紙みたいな装甲の機体とかありますが、チーターはリアルであんな感じなんですね。
 

[ 2018/02/15 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

名作Modernization

 日曜日朝9時、ドラゴンボール超の時間帯で、4月からゲゲゲの鬼太郎が放送される事になりました。
 今回で6期なので、思った以上にリメイクされていないようです。
 私は観ていたユメコちゃんが出てくるバージョンは3期だそうで。
 あれから今回の新作を併せてさらに3期分なんですね。

 それにしてもアニメ版鬼太郎1期の放送が1960年代。
 半世紀近く経つ間、今と昔のお子様の教養も随分と変わった事でしょう。

 例えば一反木綿の「一反」って何の意味か、今のお子様はわかるのかしらん?
 我々が子供の頃でも何か大きさとか長さの単位らしいというのはわかりましたが、具体的な大きさは大人になるまでわかりませんでした。
 柳田國男の著作によると、一反木綿の出身地である鹿児島県肝属郡では、大きさは幅30cm×長さ10m位と伝えられているそうです。
 それとも最近のお子様はググって調べられるのかしら?

 妖怪に限らず、小道具を使う物語で将来通じなくなる作品は他にもあります。
  
 今から100年位未来になると、もしかしたら貨幣が無くなっているかもしれません。
 そんな電子マネーや仮想通貨のみの世界に、銭形平次とかどうします?
 投げる銭が無いんやで? 

 平次のスマホから、コンピューターウイルスみたいなのをスワイプで発射して、悪人のスマホを爆発させるとかするのかな?

「おぅとぉこだったぁらぁ~ 相場を煽るぅ~♪」

 みたいな主題歌にして。

 仮想通貨の市場を操作する銭形平次とか、観たくないなあ。

[ 2018/02/14 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

誘惑だらけの地下シティ

 バレンタインのチョコレートを買いに、東京駅の地下街『東京駅一番街』へ行ってきました。
 私はもちろん男ですが、大体もらう人が決まっているのと、ホワイトデーのアイテムってあまりピンと来るものも無いのと(1000円を超える飴ってどう?)、そもそも私自身飴がそれほど好きじゃないのとで、ちょっと前から友チョコ的に送る事にしています。
 そこで今回は東京駅の地下街にやってきました。

 東京駅一番街を簡単に説明すると、キャラショップのデパート。
 通りが全部、キャラや会社の専門のショップが並んでいるのです。

 TV局だったら、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京。
 いわゆる地上波メインの局ショップが全部そろっています。
 お菓子だったら、西郷どん、イッテQ、陸王、めざまし、ドクターX、テレビ東京はアニメ系が多かったでしょうか。

 その他に少年ジャンプショップ、キティちゃん、リラックマ。
 男の子向けではプラレールやウルトラマン。
 女の子向けではプリパラショップ、アイカツショップ、プリキュアショップ。
 スヌーピーショップ、ムーミンショップ、スタジオジブリのお店まで。
  
 書いていてくたびれるほどのラインナップで、お子様をお持ちの親御さんにとってはここを無傷で通るのは至難の技かと。
 ご自分のお子さんにここを歩いてもらって何も欲しがらずに最後まで行ければ、その親御さんの子育てレベルは相当なものだと思います。
 大人の私でさえも、ふらふらとお店の中に入っちゃいましたし。

 とはいえ、おかげさまで良さげなアイテムも手に入れて、バレンタイン対策(先払い式ホワイトデー)はバッチリ。
 基本的に日ごろお世話になっている方に送るので、自分で食べるものを選ぶより楽しいですね。


[ 2018/02/13 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

娘達が待ってます

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 先週、スープカレーカムイさんへ行って参りました。
 今回はチキンカレーを選択。柔らかいチキンが大変美味しゅうございました。

 で、この日は別の目的もありました。
 カムイさんが1月に7周年(8年目突入)を迎えた事で、当サイトからお祝いのイラストを寄贈したのです。
 それを掲載されたという連絡を店主さんからいただき、娘の様子を見に来ました。

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 こちらがそのお祝いイラスト。

 メイド服は長谷川結菜。
 カマンベールチーズはタヌキメイドのキナコ。
 鶏は岩崎遥。
 ナスはメイド長のプリシア・ムーンマンサ。

 が、それぞれ担当しています。
 首都圏にお住まいの方は、予備校のCMをパロディにしたというのがすぐにお分かりになる事でしょう。
 店主さんからも「今までで一番笑いました」とコメントを頂いています。

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 7周年お祝いのイラストは、カムイさんの2Fにあるイートインスペース入って右手に展示されています。
 また、写真の中で右上の作品以外はすべてうちの娘達です。
 このスペースは最初冗談のつもりで「ルフィドニアシート」と表現していましたが、最近はうちの作品で占められ始めており、なんか本当にルフィドニアシートになりつつありますね。

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 他には昔に寄贈されたキナコ。

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 同じく、まだメイド服(日曜はメイド服を着た店員さんがいる場合があります)を着た結菜。

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 プリシアとキナコの姉妹ちっくコンビ&お姫ちん。

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 冬コミの本で主役を張った遥とパートナーの光。

 なんだかんだで、私のサイトからはカムイさんへ9作品が寄贈されています。
 酸味のあるスパイシーなスープカレーがお手軽な料金で楽しめますので、イラスト目当てにしなくてもオススメのお店です。
 機会があればお立ち寄りください。


スープカレーカムイ
 東京都千代田区神田須田町2-12-5(土曜定休)


[ 2018/02/12 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)