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キエフへの旅 Part.04 ウクライナってどんな国?

 ここに来て書くのを忘れていた事に気が付きました。
 それは「ウクライナってどんな国?」についての質問です。

 旅行前まで、「ウクライナへ行ってくる。」と周囲に言うと、ほとんどの人に「どこにあるの?」と言う質問をされました。
 兄のような付き合いをしている従兄弟が唯一、
「クリミアとか大丈夫?」
 という質問をされて、「さすがだな兄者」と懐かしいアスキーアートを思い出したくらいです。

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ウクライナ周辺地図(Googlemapより引用)

【国土】
 ウクライナはココにあります。
 赤いポイントの所が首都キエフです。

 国土の広さは日本の1.8倍。
 人口は4500万人で、日本の3分の1位。
 ウクライナの下(南東)に点線で区切られている小さなエリアがクリミア半島。
 これについては後で説明するので、場所だけ覚えておいてください。 

 首都はキエフ。
 現在の市長ビタリ・クリチコ氏はボクシングの元世界ヘビー級王者で、博士号を持つ文武両道の鉄拳博士。
 写真を見る限り、今でも強そうな方ですね。

【歴史】 
 古い歴史は興味がある方がお調べになっていただくとして(スキタイ人あたりから書くのは大変です!)。
 簡単に言うと、元ソビエト連邦で1991年にロシアから独立しています。
 コサックダンス(本当はもっと種類があるけれども)のコサックもウクライナ発祥ですね。

【言語と通貨】 
 ロシアから独立した事で、政府はウクライナ語を公用語として指定し、看板の表記などもウクライナ語を指定しています。
 ですが実際は元ロシア人が多いので、書くのはウクライナ語、話すのはロシア語、という使い分けがされているようです。
 私はウクライナ語を勉強しませんでしたが、ロシア語でも通じました。

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街の両替屋さん


 通貨はフリヴニャ (UAH)。
 例えば現地の値札などでは、100フリヴニャなら『100грн』と書かれていました。
 1フリヴニャは4.5円位。
 ウクライナ以外でほとんど両替できない上、日本円が使えない場合も多いので、日本の空港で予めドルに換えておくと良いでしょう。
 ヨーロッパを経由した乗継便を利用するなら、ユーロでも良いと思います。

【キエフ市内の交通】 
 地下鉄は5フリヴニャで1回まで乗り放題。  
 トロリーバスや小中サイズのバス、トラム(路面電車)等も5フリヴニャで乗り放題です。
 バスは車種によって4フリヴニャだったりします。
 値段は外に張り出されているのでぼったくられる事は無いでしょう。

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 トラムは最新鋭の綺麗な物から、ソ連時代から使っているような年代物まで走っており、車体を統一させようとは思っていないようです。

 地下鉄は5フリヴニャでプラスチックで出来たコインのようなジェトン(トークン)を購入し、入場します。
 
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 キエフの地下鉄はとにかく深さがハンパじゃないです。
 元々ソビエト時代に核戦争があった時にシェルターとして使用する為に作られただけあって、おそろしく深い所をおそろしく早いエスカレーター(日本のエスカレーターの2~3倍くらいの速度)でガンガン降りて行きます。

 観光4日目に利用したАрсенальна(アルセナリーナ駅)はそのエスカレーターを2回乗り継いでようやくホームへ行けるレベル。
 帰国して調べたら、深さは地下105.5mで世界一。
 乗り継いだエスカレーターも世界で一番長い距離の物でした。

 ちなみに、ウクライナの人々はエスカレーターの右側に立ちます。
 急角度で深い角度のエスカレーターなのに、左側を登ったり降りたりする人がいるのです。
 元々東側の国なのに、日本で言う関西(西側?)と同じルールなのですね。

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ジェトン自動販売機(2枚専用)

【効率性】
 お国柄もあるのでしょうが、日本人の私から見ると謎のシステムがこの国にはありました。

 例えば、先にお話したエスカレーターの監視所。
 エスカレーターのホーム側に監視小屋を設置して、職員さんがそこで坐って監視しています。
 エスカレーターを監視するお仕事なんて初めて見ましたよ。

 ジェトンも基本は窓口で購入。
 上の画像の券売機はジェトンを2枚買う専門の機械で利用しにくく、回数券的な券売機も決まった枚数が買えるだけ。

 2箇所の窓口に並ばせるよりも、1枚買える券売機を3台も用意した方が効率的なのになあ、
 ・・・・・・と思ってしまうのは、私が日本人だからでしょう。

【治安】 
 外務省によると、クリミアの危険度は3で渡航しないでくださいレベル。
 その他のウクライナ全土は危険度1で、十分注意してくださいレベルです。

 あくまでも私の体験ですが、空港や駅の白タクと闇両替以外はいたって平和で観光地も賑わっており、ロシアとは戦争中(?)とはとても思えませんでした。街中に迷彩服を着た軍人さんのような方もいましたけど、パトロールをしているような感じです。

【名物】 
 ローマ帝国があった時代にはローマのパン庫と呼ばれ、現在はヨーロッパの穀倉地帯と呼ばれているほど、小麦の名産地。
 スーパーでは沢山のパンがお手頃な価格で販売されています。
 ホテルではクロワッサンが美味しかったです。

 お土産として人気なのが、ロシェンのチョコレートやマトリョーシカ、ロシア系ビールなど。
 蜂蜜なども売れているようでした。

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【クリミア情勢】 
 元々クリミアはロシアから独立した時からロシアの人が多く住んでおり、親ロシア派が主流でした。
 そこへロシアからの『義勇軍』が侵入し、占領。
 勝手に選挙をして、勝手にロシアへの編入を宣言してしまいました。
 国際的には認められていませんが、ロシアからの『義勇軍』が常駐しているのでなかなか解決できません。

 この『義勇軍』というのが曲者でして。
 ロシアはあくまでもロシア軍ではなく、クリミアを思う義勇軍が自発的に活動しているだけだからね、という建前なのです。
 でも独裁色の強い国家でロシア軍の戦車に乗って戦う事なんてありえないでしょう。
 民主的な国だって、例えば米軍や自衛隊の軍人(隊員)が義勇軍なんて作れませんから。

 朝鮮戦争の時の中国のやり方に似ていますね。
 あれも正規の中国解放軍ではなく、義勇軍が自発的に戦いに参加した建前になっていましたっけ。

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プーチン大統領のトイレットペーパー(110円位)

 ロシアのプーチン大統領がプリントされたトイレットペーパーがお土産さんで売られているあたり、ウクライナ側の複雑な感情が伝わってきます。

【日本語版Wikipedia - ウクライナ関連の記事】
 ウクライナ関連の情報がどれも古くて、あまり実用的じゃなかったぞ!
 地下鉄の料金も値上がりしていたし。

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[ 2017/09/05 20:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)