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キエフへの旅 Part.05 Dirge for the planet 1

 2日目。
 キエフ観光1日目にして、最も重要性の高い日程をこなします。

 朝、ホテルのロビーに『タケイさん』と書かれた看板を持つ方がいらっしゃいました。

 この方は通訳のセルゲイさん。
 また、隣にはウクライナ非常事態省の公式ガイドをされているコスタンティーノさん。
 本日予定しているチェルノブイリ見学を担当してくださる方々です。


 早速、コスタンティーノさんが運転する車でチェルノブイリへ向かいます。 
 キエフ市街からチェルノブイリ立入禁止区域までは2時間前後。
 発電所から半径30km圏内がZONE(ゾーン)と呼ばれ、許可なく立ち入る事が禁止されています。

 平地の多い南と反対に、北に向うにつれ森林の規模が大きくなってきます。
 チェルノブイリのあるウクライナ北部付近は森林が多く人口が少なめ。
 そこで何か事故があっても被害が少ないだろうと、原発の建設場所に選ばれたそうです。


 私が何故この場所へ行きたいかと言うとですね、実はゲームがきっかけなんです。
 10年位前に発売されたウクライナ製のゲーム「STALKER」にハマってしまいまして。
 死ぬまでに一度は行ってみたいなーなどと思ってました。
 まさか実現するとは夢にも思いませんでしたけれども。

 このゲームでは先に紹介したZONE(ゾーン)が舞台となっています。

 実際にこのエリアに入る時に書いた本物の書類にも「ZONE」という略称がしようされていて、ちょっとコーフンしました。
 立ち入り禁止だからさぞかし殺伐とした検問所なのでしょう。

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 ・・・・・・誰がゲートの前にお土産屋がある事を想像できます?
 缶バッジ買っちゃったけどさあ。

 看板を見る限り、原発見学ツアーをしている会社が経営しているようです。
 ツアー会社は英語かロシア語位しか募集していないので、私みたいな語学へっぽこ客はお呼びでないです。

 ゲートは30kmエリア、10kmエリアにそれぞれ設置され、パスポートが必要です。
 出ていく時には放射能検査を必ず行うように義務付けられています。

 日本から来た日本人は私1人。
 ゲート前ではカナダ在住の日本人女性に声をかけられました。
 
 セキュリティ上の理由でゲートの撮影は禁止されていますが、道路の真ん中で犬が寝ているなど、のんびりとした雰囲気ですね。

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 中心部に向かう前に、原発事故で住民が全員引っ越してしまった廃村に立ち寄りました。
 事故から31年が経ち、すっかり荒廃してしまっています。

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 どの村にもあると言われる、第二次世界大戦で戦死された村人のお墓。
 廃墟と比べるとそれほど汚れていないので、おそらく関係者の方が訪れて手入れをされているのでしょう。

 共産党のマークはウクライナでは使用を禁止されていますが、ゾーン内はエリアそのものを保存するという意向の為、当時のままだそうです。

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 こちらも村に必ずあるという、文化会館。
 中はホールや図書館などがあり、コンサートなどもできるようです。

 これ以外にも、今回の訪問で共産党の福利厚生についての姿勢を知る事になります。
 党としては公共的に必要な施設はできるだけ全員が使用できるように考えていたようです。

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 ガイドさんの案内で中に入ると、床が抜けている部屋がありました。
 レンガを積み上げてその上に床を敷くという、すごい雑な土台の作り方ですね。
 地震の無い国だからこその工法でしょう。

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[ 2017/09/06 20:00 ] 日記 | TB(0) | CM(2)