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キエフへの旅 Part.06 Dirge for the planet 2

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 車はついにチェルノブイリに入りました。
 正式にはキエフ州チェルノブイリといいます。

 実は、チェルノブイリ原子力発電所はチェルノブイリにはありません。
 原発があるのはキエフ州プリピャチという都市にあります。
 チェルノブイリという名前が採用されたのは、そちらが聖書にも因んだ(聖書から採用したのかな?)程の歴史ある土地だからだとか。

『第三の御使がラッパを吹くとニガヨモギが川に落ち、水の3分の1が苦くなった』

 オウシュウヨモギはロシア語で「チェルノブイリニク」と言うそうなので、ヨモギが自生する土地なのでしょう。
(日本語版Wikipedia等とは少し内容が違いますが、今回はガイドさんの説明を採用しております。)

 それから気になる放射能汚染につきまして。
 セルゲイさんは何かあるごとに、ガイガーカウンターを出してくれました。

 キエフ市街だと、01.3mSV/h(ミリシーベルト)。
 キエフ市街の建物は大理石が多く、自然放射線の量が多いそうです。
 チェルノブイリでも道を歩いている程度ではキエフ市街と変わらないか、場合によっては低い位。
 
 また、10km圏内、30km圏内共に、検問所のゲートを出る前に放射線検査を実施していますが、今年問題が出た人は0人。
 昨年は1人問題が出たものの、原因は靴についていた土が原因だったそうです。
 土や水たまりとか植物は放射性物質が蓄積しやすいので、極力触らないようにとの注意を受けました。
 
 よかった、英語のツアーだったらさっぱりだったし、知らないままツアーに参加していたら危険でしたよ。

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 事故当時、チェルノブイリの消防士達は原子力発電所の火災現場に真っ先に駆けつけ、消火作業を行いました。
 しかし事前に放射能についての連絡がなかったので、放射能に対する装備をまったくせずに向かってしまいます。
 早い出動のおかげで火災は食い止められましたが、消火作業中に体調が悪くなった消防士が続出。
 目の色が変わって亡くなった人もいたようです。

 こちらの像はその時に命をかけて消火作業を行った消防士を称え、遺族たちがお金を出し合って制作されました。
 左奥には、放射能の影響で体調を崩す消防士がいます。

 そして奥にある消防署は原発事故の際に実際にその消防士たちが出動した消防署で、なんと現在も稼働しています。
 放射性を帯びた森林が多く火事になると放射性物質が飛び散ってしまう為に、火の用心のパトロールは欠かせないそうです。
 発電所に関係する仕事をする人はリクビダートル(ロシア語で清掃人)と呼ばれており、消防士さんもその一人と言うわけですね。

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 発電所の中で作業をしたロボットたち。
 人が入れないところへ侵入し作業をする・・・予定だったのが、中には高い放射線の為にすぐに壊れたものもあったそうです。
 当時は日本製の繊細な物より、ソ連製の大雑把な作りの方が壊れにくかったと言われています。

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 天使のオブジェ。
 街中には多くのオブジェが飾られています。
 こちらは先に紹介した、聖書に登場するラッパを吹く使徒をテーマに作られているようですね。

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 市内を少し回った後は、ホテル兼カフェで食事をとります。
 駐車場には、旅行を決める前に依頼しようかと候補に挙げていた原発ツアー会社のバスやワゴンが止まっており、多くの方が利用されていました。
 メニューはみんな同じのようです。

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[ 2017/09/07 20:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)