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C93新刊 開発話 Part.1 考現学と懸け橋と

 コミケの新刊に関する話をこまごまと。

 まず新刊のタイトルは「MAIDEN SURVEY(メイデンサーベイ)」になりました。
 ミシュランだとちょっとメジャーすぎるので、ええ、そうです。

 今回の新刊はメイドカフェ初心者の方とベテランの方の懸け橋となるように作りました。

 メイドカフェファンの方やベテランの方は多くの本を出しており、そちらの分野では私が本を出す必要性は無さそうでした。
 私が日頃立ち寄るサークルさんも非常に素晴らしい本を頒布されておられ、ピークの頃に比べて規模は小さいながらも成熟しています。

 気になったのは、メイドカフェってそもそも何?っていう、基本的な解説のある本があまり見つからなかった点です。
 そもそも表現するのが難しいお話と言う事なのです、この問いは。
 そこで、できるだけ噛み砕いた本に挑戦してみたいなと言う事になりました。

 また、新刊を出すにあたり過去発行されたメイドカフェのついての資料を調べてみたところ、メイドカフェブームが落ち着いたと思われる2006年頃からメイドカフェ本の発行がピタリと止まっている事もわかりました。それ以降、商業規模(市販されるサイズ)でのメイドカフェガイド本はほとんど出ておらず、たまに萌えスポットガイド本に、アニメイトやゲーマーズと同列に紹介されている様子でした。

 そこで、今回は考現学にベクトルを合わせてみました。
 簡単に言えば、
「ずっと後になってから、あの頃ああだった!って書くよりも、今の状態を記録した方が把握しやすいじゃん」
 という事です。

・2017年の12月現在で、どんなコンセプトカフェがあったか。
・2017年を生きた日本人が、コンセプトカフェをどういう思いで見ていたか。
・2017年の日本人がどんなお店をコンセプトカフェとして扱っていたか。


 大袈裟に言うと、後世に残す事の出来る記録になれば良いなと思ったわけなのです。
 残すという点では、Webは出版物には勝てませんからね。
 閉店したお店は大抵すぐにお店のアカウントを削除してしまいますから。

 コンセプトカフェ界の今和次郎になりたい!って言ったら、怒られちゃいますかね?

 

 あと何回か続きます。

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[ 2017/12/18 09:00 ] オオバン書店 | TB(0) | CM(0)