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獅子搏兎

「獅子は兔を狩る時にも全力を尽くす」
 って言う中国の諺があります。
 大雑把に解説すると、どんな物事にも油断せず全力で取りかかろう!という意味です。
 
 話は変わり、最近はデータロガーや小型カメラなどを利用するなど、動物の生態を調べる技術が進化しています。
 その中でチーターにデータを取り付けた方がおられたのですが、それが図鑑で言う所の生活をしていないという事が判明。
「チーターの走るスピードは時速100kmを超える、世界最速のスプリンターなのだ!」
 と言われていたのが、実際は平均時速60km位で狩りをしている事がわかったそうです。

 なんでも最速を出したのは「ライオンに追いかけさせた」時に記録であり、そりゃあ死ぬ気で逃げるわなという話です。
 アドバンテージ分を考慮したら、おそらくウサイン・ボルトさんでも勝てるのではないでしょうか。
 
 これに限らず、基本的に動物は手を抜いて生きているというのが最近では定説のようです。
 深く潜れるペンギンも、基本は浅い所でちょこちょこ小魚を獲って生きてますし、熊や猿は人間の食べ物を拝借します。
 その最終形態が笹だけ食べるパンダなのでしょう。

 そう考えると、人間はいつも本気でこなさないといけないミッションが多いですよね。
 思うに(というより生物学の常識なのかも?)、いつも本気を出さないといけない動物は人間位なものじゃないですかね。
 病気でも事故でもなく過労死なんて、生物の世界ではよっぽどの事ですよ。

 働きアリっていう表現があっても、アリは過労死しないでしょう。
「若いアリは大切なので巣の中で作業をさせて、年を取ったら外回りをさせよう。その方が効率的だから」
 彼らにもこんな効率性を持って活動しているのに、20代30代の若くて貴重な人材を過労死や自殺させる世界のなんと非効率的な事か!
(実際にアリの中には、若い頃には巣で働かせ、年を取って元が取れたアリを外回りに出す種類が存在します)

 余談ですが、兎は動物園で実際に肉食獣のエサになっているケースが多々あります。
 生肉をポンと渡すより野生のカンが引き出せるのか、生肉と兎がセットで与えられているようです。
 チーターの場合にも兎が餌になるケースがあるそうですが、この時は予め兎の足を折っておかないといけないそうです。
 元気なまま放たれた兎が穴を掘ってしまうと、チーターがその穴で骨を折ってしまうケースがあるとか。 

 ロボットゲームとかでステータスを機動力を最優先にしたせいで紙みたいな装甲の機体とかありますが、チーターはリアルであんな感じなんですね。
 

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[ 2018/02/15 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)