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笑点の黄色い人

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 上野は毎度のように多くの観光客で賑わっています。
 恩賜上野公園の入り口(と言うのかな?)のオオカンザクラはすでに満開。
 ソメイヨシノよりも早く咲くので、ちょっとした撮影スポットになっていました。

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 お昼でも食べようと上野からアキバへ移動中に、鈴本演芸場の前を通過。
 開場前からいつも行列のこの寄席にたまたま人がそれほど並んでおらず、しかも今日が木久扇さんの出演する日というのが判明。
 急遽近くのコンビニで飲み物と食べ物を買いこんで、寄席に入る事にしました。

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 この日の出演リストはこんな感じです。
 寄席の興行では落語をメインに、奇術や曲芸や漫才などが途中で挟まれます。
 名前の上にある演芸項目の中で「奇術」「紙切り」「三味線」などは赤字で書かれています。
 落語以外の物はすべて赤字で書かれており、これを本道や中心ではないという意味で「色物」と呼ばれています。
 イロモノという言葉は、元々寄席の用語から生まれたのです。

 久しぶりの寄席は、まあ面白かったですよ。
 毎回のように「何か自分の身になるように」と思ってみていても、何も考えずにひたすら笑って時間が過ぎてしまいました。
 時間や内容の関係でTVじゃ絶対できないネタも披露されますし、笑わせる人と笑いたい人が集まっているのですからその場が明るくないはずはありません。

 凄さの分野では、イロモノである「紙切り」の技術はホント驚くばかりです。
 林家楽一さんはお客さんからお題を貰ってその通りに紙を切ってプロジェクターで披露されます。
 大体お客さんが希望する以上の物を、小噺をされながらサクサク切ってしまうのがまあスゴイのなんの。

 例えばこの日はお花見、将棋の藤井聡太さん、パンダの親子というお題がお客さんから出されました。
 楽一さんが切られた紙にはそれぞれ、
・桜の木の下で楽しんでいる侍と目の前で踊っている芸者
・王手をかける藤井さんと手で顔を覆って残念がる羽生さん
・ 母親パンダが見守る中で遊んでいるシャンシャン

 切った紙はお題を出したお客さんがお土産にもらえます。
 こういうのはTVでは観られないので、是非生で体験すべき演芸だと思いますよ。

 この日は面白い噺が多かったのでもっと書きたい所ですが、きりがないので木久扇さんの部分だけ。

 木久扇さんは前半は笑点の話、後半は若い頃に師匠である林家彦六さんにまつわるエピソードを紹介。
 家に帰って調べてみたら、これは「彦六伝」という木久扇さんの作られた新作落語だったようです。
 笑点で見かける「何を言うか忘れた」という事は全く無く、喉頭がんを患われたとはいえ非常に響く良い声をお持ちでした。
 そんな波打つ声で物真似をされるのですから、もうお客さんはずっと笑いっぱなし。
 発作的に寄席に来ちゃいましたが、これは正解でした。

 たまには寄席に行くものですよ。



 ところで、この日はお弁当を食べながら昼の部の公演を待っていたのですが。
 ・・・・・・お客さんの昼食における、助六率の高い事。
 目の前の席は団体さんはお昼付の予約席で、用意されているお弁当は助六。
 右の個人の老夫婦さんも助六。
 おじさん友達が食べているのも助六。
 そして私も助六。
 みんな買ってくる場所はバラバラなんですよ。

 なんでしょうね、こういうのを見る前にピザでも食べようとは思わないんですよ。
 何故か気分は助六なのです。

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[ 2018/03/18 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)