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サイヤ人レスリング

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 ドラゴンボール超の劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』を観てきました。
 とても面白かったです!

 ・・・・・・という感想を前提に、以下ちょっと面倒くさい、作品を観ていて気付いた事を書き連ねます。
 
 ドラゴンボールの劇場版シリーズは、2013年の『ドラゴンボールZ 神と神』を起点に世界観が大きく変わりました。
 それは最強の称号を持つ人物の存在です。

 それまでのドラゴンボールでは、基本的に主人公の孫悟空が最強の称号を持っており、劇場版では毎回手ごわい敵キャラが登場し、なんとか倒して王座を守る展開でした。
 本作『ブロリー』もリメイク前の作品ではそんな作品で、
「悟空が負ければ地球がヤバい」
 という、緊張感のある戦いが続いていました。

 それが『神と神』から、孫悟空を大きく超える力の持ち主が何人も登場します。
 破壊神ビルス、ビルスの付き人でありながらビルスを一撃で気絶させることのできる天使のウィス。
 この破壊神と天使の組み合わせは12個存在する宇宙分すべてに存在し、さらに彼らの上には全王という最強のキャラが存在します。
 
 現在のドラゴンボール界では孫悟空の上に25人(全王+12宇宙の天使+12宇宙の破壊神)もの強いキャラがいることになります。現時点ではこの25人に孫悟空はまったく太刀打ちできませんし、今後は少なくとも全王や天使にはかなわないまま物語が終わってしまうのではないかと思います。

 加えてビルスとウィスはいつも地球で何か美味しいものを食べているという設定が多いため、もはや物語に緊張感が無く、負けないか、負けても失うものが無くなりました。実際、前作の劇場版でゴールデンフリーザが地球を破壊した時も、天使のウィスが時間を戻すという反則技を使い元に戻しています。
 もはや孫悟空が勝たなくても、破壊神と天使がいれば地球は安泰なのです。

 これが原因からか、今回を含めたここ数年の劇場版ドラゴンボールはプロレスみたいなものになっています。

 悟空もベジータも自分の立場と役割を良く理解し、二人ともデフォルメされた性格となっていきます。
 悟空はとにかく強い敵と戦いだけに動きますし、ベジータは良識なパパとしての役割をしっかり演じています。
 かつて宇宙最強だった帝王フリーザも、後付けで登場した破壊神ビルスにヘコヘコし、彼に許される範囲で悪事を行います。
 声優さんが同じというものあるのでしょうが、毎回自分の役割を把握して悪役を演じている『アンパンマン』のばいきんまんのようです。

 その分、戦闘シーンは今までの作品の中でもっともすごいものになっています。
 全体的に見ても、昔のブロリーよりもはるかに面白いのは間違いないです。
 
 ただ緊張感は無いです。
 リングの上に悟空とベジータがいて、その中にブロリーが入ってきて、中で戦って、退出する、という感じです。

 シナリオの点では、フリーザ軍の非戦闘員が登場したのは面白かったです。
 今までフリーザ軍は顔つきの悪い物騒な戦士ばかり登場していたので、後方支援とか宇宙船の操縦スタッフが出てくるのは良いですね。
 それからブロリーを取り巻く背景も、リメイク前の作品と比べると丁寧に描かれていたと思います。
 
 声優に関するお話としては、昨年亡くなられた鶴ひろみさんの代わりに、今作よりブルマ役を久川綾さんが務められています。
 久川さんの代表作はセーラームーンの水野亜美(マーキュリー)で、長年活躍されておられるベテラン声優さんです。
 本作のブルマは非常にアクティブで魅力的でしたね。
 鶴ひろみさんも、きっと天国で安心されているのではないでしょうか。



 長々と書いてしまいましたが、良かったら観に行ってください。

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 そういえば、来月上映される『ラブライブサンシャイン』の広告も掲示されてましたよ。

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[ 2018/12/22 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)