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二度目の誘惑

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帰ってきたヒトラー

 何年か前、映画ファンの間で話題となった『帰ってきたヒトラー』を鑑賞しました。
 どういう理由か、アドルフ・ヒトラーが21世紀のドイツにタイムスリップしてしまう作品です。

 歴史人物としての彼の話は、ここでは割愛します。

 独特なヒゲを生やしたヒトラーはドイツにあってもインパクトがあり、街中を歩けば多くの人に注目されます。
 それに注目したTV局が、『自分をヒトラーと名乗るタレント』として彼を起用しました。

 ところが彼は本物のヒトラーですから、演説をさせればあっという間に民衆の心をつかみます。
 また政治家としても優秀ですので、世間を少し国内を回っただけで現在ドイツが抱える問題を把握してしまいます。

 良く出来ているコメディ番組ですが、途中から観ている私から笑顔が消えていくのがわかりました。

 番組はドキュメンタリ調に作られているシーンがあるのですが、この部分はかなり本物のドイツが抱える問題をきちんと捉えてましたのです。
 移民や雇用の問題など、先日たまたま読んだドイツに関する本に同じような事が書かれており、これなら作中のヒトラーはかなり正確に国民の支持を得られただろうと思います。

 なので現代にヒトラーが復活してこれらの問題を取り扱ったら、国民があのヒゲのお顔によほどアレルギーでもない限り、もう一度ナチスの時代がやってくるのではないでしょうか。
 ラストのオチを含めて、コメディの世界でありながら最後にちょっとだけゾッとする映画だったように思います。

 ちなみに日本の場合ですが。
 我が国の場合はみんなで決めてみんなで戦争をしてみんなで懺悔したので、誰が帰ってきても関係はなさそうです。
 例えば東条英機とヒトラーは全然違いますからね。

 そのかわり空気で物事が決まるので、誰も帰ってこなくても過ちは繰り返されると思いますけれども。
 
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[ 2019/09/26 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(2)