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MIR43

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 国立科学博物館で11月2日から来年2月24日まで開催されている「特別展 ミイラ」を観てきました。
 まず絶対に見に行くだろうなと思い、前売り券を買っていたほど気合を入れてました。

 撮影禁止の館内ではエジプト、アメリカ大陸、オセアニア、アジアとエリア別に43体のミイラが展示されていました。

 一言で「ミイラ」といっても、製法や目的は様々。
 永遠に生きようと思う民族もあれば、死後家族を見守って欲しい民族もあれば、環境による偶然の産物もあれば。

 日本のエリアでは即身仏になったお坊さん(福島県貫秀寺の宥貞法印さん)が展示されていましたが、こちらは人々の病を治すために即身仏となられたようで、エジプトやオセアニアのミイラとはまた違った存在です。
 世の中には国の分だけ死生観が存在するのだなと感じます。

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 そしてそれと同時に感じたのが、ミイラの競争率の高さ。
 天然の環境で出来たミイラは紀元前5000年くらいから存在し、エジプトやアンデス等で多くのミイラが作られたにもかかわらず、日本の国立博物館でも43体を揃えるのがやっとのわけです。

 昔は保存環境が悪いから廃棄されたり、盗掘で売買され紛失したり、削られて漢方薬にされたり、19世紀のイギリスではミイラ解体ショーが流行ったり、大量のミイラが肥料として処理されたりと、「永遠に地上に残りたい」という死者の気持ちを踏みにじるわ踏みにじるわ。

 大ざっぱに考えて、ミイラ7000年の歴史において日本のミイラ展でたった43体というのは、AKBグループよりも高い競争率と言っても良いでしょう。

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メジェドの栞

 ちなみに今回展示されていたミイラの中で、初対面ではなく再会という形になったミイラもいくつかありました。

 まずはインカ方面のミイラ。
 7年前の「インカ帝国展」で見た、袋詰めのミイラなどに再開できました。
 久しぶりにあった彼らはあの日とほとんど変わらず、元気にやっていました。

 次に女性のミイラや昔土産品としても売られていた干し首のミイラ。
 これは私が小学生の頃から科博に来るたびに見ていており、2003年に展示を終了してから16年ぶりの展示となったようです。
 顔馴染みのミイラができるとは、私もよほど博物館訪問が好きなのだなあ。

 というわけで、当サイトのお客様にもオススメの特別展でした。
 科博は国立機関なのにお土産コーナーが年々オモシロ方面に進んでいるので、それを見に行くだけでも面白いと思いますよ。

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[ 2019/12/01 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(4)