FC2ブログ









動画サイトのTV化

 動画サイトの動画がまどろっこしいです。

 タイトルは魅力的な物が多いのに。
 抑揚のない機械の音声とか、サムネイル(表紙的な画像)の詐欺とか、テンポの悪さとか。 

 予算の関係で機械音声が採用されるのは仕方ないにしても、サムネイル詐欺は感心できません。
「世の中にある、不思議な車!」
 みたいなタイトルの動画でサムネイルに使われている画像の車が出てこなかったら、普通は詐欺だと思いますよ。

 そしてそれ以上にかったるいのが、動画のテンポ。
 製作者が自分が決めたタイトルなのだから、興味を持った視聴者の知りたい事をそのまま伝えれば良いのに、なかなか本題に入らない。

 いつぞや、
「アメリカの空母を撃沈したらいけない理由」
 みたいな軍事関連の動画があったので、原子力空母だから放射能関連かな?程度に観ていたら、これが全然本題に入らない。
 空母を守る船だとか、空母に搭載されている無人攻撃機だとか、延々と無駄な解説が10分ほど続いた後、

「アメリカの空母は大統領の名前が付いているので、撃沈したらアメリカ国民が怒るから」
 という、モニターの前で椅子から崩れ落ちそうなしょうもない理由を、最後の2分弱の部分でねじ込んで終わりました。

 この製作者に言わせると、アメリカ軍の駆逐艦や巡洋艦は大統領の名前が入ってないから撃沈しても怒られないのでしょう。
 いや怒られるわ!

 で、何故こんな流れになったのかというと、おそらくYoutuberになれる、早い話が儲ける基準が決まっており、それに合わせたからでしょう。
 
 Youtuber同士の動画再生率競争が激しくなると、タイトルやサムネイルのインパクトで目を引く戦法が流行りました。
 中にはそれで面白いのもありましたが、多くは視聴数稼ぎの小手先の技ばかり。

 この様子を見ていたYoutubeの運営側は、再生数と同じく視聴時間の評価を重視し始めます。
 
 視聴時間の短い動画はいわゆるタイトルやサムネイルに反した動画で、つまりつまらないコンテンツなのである。
 視聴時間の長い動画は視聴者が興味を持って見続けている動画で、つまり上質なコンテンツなのである。

 運営側がそのような判断をする以上、Youtuberなら従わなくてはいけません。
 
 好きな事で生きていくなんてカッコ良さそうですが、
「いつ評価や収益基準が変わるかわからない不安な状態で、Youtube運営の勝手に振り回されながらそれに対応しようとしている」
 というのが、Youtuberの実際のところなのかも。

 TVではできない事を動画サイトで!
 なんて言われている昨今ですが、動画サイトは動画サイトで「正解はCMの後」と同じような事をしているのです。

スポンサーサイト



[ 2019/12/19 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)