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あこがれの食堂車

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食堂車乗務員物語 あの頃、ご飯は石炭レンジで炊いていた
(宇都宮 照信)

 今回は「食堂車乗務員物語」を読了しました。

 著者の宇都宮さんは実際に食堂車の乗務員に携わられていたことがあり、御本人の体験談が書かれている作品です。
 記録による食堂車の歴史も書かれているので、これ1冊があれば日本の食堂車のことをかなり知ることができます。

 一見華やかなこの世界、お仕事は大変だったようです。

 例えば、何時間も立ちっぱなしでの作業。
 筆者が入社した昭和40年代は今のように労働法もしっかりしていませんから、ずっと料理や給仕をするのは大変だったことでしょう。
 当時の食堂車は鍵をかける事が出来ず、防犯上の理由で夜は男性が中で寝るという規則もあったそうです。
 環境問題が配慮される時代になってくると、石炭レンジの排煙ができないエリアができたり、停車中に煙突を掃除していたら急に列車が動き出して落下死しそうになったことも。

 また狭い列車の中で石炭レンジの数は限られており、炊飯から調理まですべて要領よく行わないといけないそうで。
「ホットミルクを作っていると牛乳の石炭の粉が入ると、粉がかかっている牛乳の膜を綺麗にとって提供していた」
 みたいな事が特に何事もないように書かれていて、時代を感じてしまいます。
 今なら石炭以上に炎上しそうなお話ですね。
 
 ただそういうアレな部分も含めても、一度は利用したかったですね。
 両親の実家が近場にあるので、子供のころは長距離列車に乗ったことがなく、自分だけで乗れるようになった頃にはすでにJRでは食堂車が廃止されていましたから。

 当時を知る人からは、
「高くてまずい」
 なんて言われてますけど、それも実際に食べてみないとわかりませんからね。

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[ 2020/02/13 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)