FC2ブログ









本当にあった! 特殊乗り物大図鑑

2020042401x.jpg
本当にあった! 特殊乗り物大図鑑(横山雅司)

 読んだ本などを紹介。
 時期が時期だけに軽いものをオススメという事で、こちら。

「本当にあった! 特殊乗り物大図鑑 (横山雅司)」

 私が子供の頃は、
「21世紀の未来はこんな乗り物に乗って移動するんだよ」
 みたいな本が良く出回ってました。

 この本は、その片鱗になるはずだった乗り物がたくさん紹介されています。
 タイトルの通りそのすべてが実際に実験されたり利用されたものです。
 
 これらの未来を連想させる乗り物の特徴は、一般に普及することなく開発が終わったものが結構あるという事。

 例えば名城大学理工学部の小沢久之丞教授が1959年から実験を開始した超音速滑走体。
 巨大な真空チューブを作り、摩擦と抵抗をゼロに近づける事で超高速な乗り物を作ってしまおうというアイデアでした。

 理論上では時速2500kmを出せるので、東京から大阪まではわずか15分。
 6年後に開業した新幹線とは比べ物にならないほどの速度です。
 
 そこで模型を作り実験したところ、なんと停止することが出来ずに中に入れていた亀やカエルが爆死。
 次に停止装置を改良して再実験をした結果、亀やカエルは助かったものの今度は追加で入れてみたゴキブリが焼死。
 とにかく加速するときの衝撃が凄すぎて人間が耐えられないという事なんですよね。
 
 本書を読む限り、私達昭和の子供たちが見た未来の乗り物というのは、
「実現できるけどデメリットが多すぎて採用されなかった。」
 という要素が多いのでしょう。

 空を飛ぶ乗り物は操縦が難しくて怪我人が多く不採用になった、とか。
 時速700kmを越える超高速の自動車は走らせる場所がないから売れない(飛行機もあるしね)、とか。
 水陸両用車はそもそも庶民が求めてなかった上に環境保護局と運輸省の規制にひっかかってしまった、とか。

 ただそういう失敗から得られた部分も少なくなく今に生きている技術もあるので、ひょっとしたら未来の車は形を変えて今を生きているのかもしれませんね。

スポンサーサイト



[ 2020/05/03 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)