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愛国とはなんだろう

 オリンピック界隈が精神論を振りかざしてきた。
 曰く、みんなで資材(木材/金属)を提供しよう。
 寄付をしよう。
 通訳の無料奉仕に参加しよう。

 どれも不足しているので、2020年に近づくほどに声が大きくなっていくだろう。

 オリンピックを推進する人々は、経済効果のある儲かるイベントだからわが国で開催しよう!とPRしていた。
 事実ならば資材を売り込む人も出資者も集まるだろうし、会場の通訳だって給料を払ってでも集められるはずではないか。
 それが上手くいってないというのであれば、オリンピックというのは最初から儲からないイベントなのだ。
 国の威信とか一部の企業の利益とか、そういう陽炎のような存在に国民から集めた莫大な富を捨てる企画なのである。

 長野オリンピックでもイベント後は維持費がかかる施設がたくさん残ったが、日本人は身近な歴史からも学ぶことが出来なかった。

 都合の良い見積もりをした結果予想以上の出費となり、現場の人間が過労から逃れるために自殺をし、恵まれた人間だけが得をし。
 最後には大きな負債と負の遺産。そして、
「誰の責任でもない、みんなの責任。」
 という、次に生かせない反省をして終わるのだろう。

 72年前の今日。
 日本人は悲しい戦争を繰り返してはいけない、祖先達にはこんな出来事を体験する事無く、平和な生活を送ることを願った。

 しかしながら、我々祖先達は『戦争』という言葉のみを切り取って額に飾ってしまい、戦争に至るまでの過ちを考えを放棄してしまった。

 日米開戦時に双方で戦争の結果を見積もった際、おおざっぱに計算したアメリカに反して、日本側は事細かい数字を算出した。
 やれアメリカは民意で大統領が講和条約を結ぶことがあるとか、自然災害があるとか、技術力で補うとか。
 そして日本側の計算は大幅に外れ、早々に国債や資材を国民に求めていたのは読者の知るところであろう。 
 戦争にしてもオリンピックにしても、現状ではなく成功に至るまでの計算をしてしまうからこういう結果になるのである。
 
 毎年、8月15日には靖国神社へ多くの参拝客が訪れている。
 なるほど確かに靖国に祀られているのは、国の為に命を落とした軍人の魂であり、英霊なのかもしれない。

 だが戦死した先人に敬意を表する一方で、
「競技場の工事現場で過労自殺をした人の死を無駄にしないために、オリンピックまでには完成させないといけない。」
「納期に間に合わせるために残業規制を無くすべきだ。」
 等の発言をすのはいかがなものか。

「今戦争を止めたら戦死者に申し訳が立たない。」
「特攻を失敗しないためにももっと特攻する人数を増やすべきだ。」

 それこそ、失敗した歴史を繰り返しているではないか。
 今はオリンピックに協賛しているから都合の悪い事を書かないマスコミ。
 昔は政府に良い顔をしたいから都合の悪い事を書かないマスコミ。
 違いと言えばそれくらいで。

 最近は愛国心と言う言葉がメディアでもSNSでも多く見かけるようになった。
 さて、愛国心を持つとは具体的にどんな事だろう。

 私は、この熱狂的な国民性に赤誠を尽くして水を差せる人の事ではないかなと思う。

「でも、オリンピックっていつも施設が残って赤字だらけになるじゃん。」
「でも、アメリカとは国力が違うから勝てないじゃん。」

 その為の歴史であり、その為のif(もしも)ではないか。
「歴史にifは無い!」ではなくて、「次に失敗しないように、過去の失敗についてifを考えよう!」ではないか。
 
 同じ悲劇を繰り返して先人達をガッカリさせないように、国を愛し国に水を差せる人間が増える事を願う。


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[ 2017/08/15 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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