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ハチ公に会いたくて

 この日記を見られる前に2015年9月の日記をご覧いただくと、さらに楽しんでいただけると思います。
 また一部にグロテスクな表現がありますので、問題が無い場合には「続きを見るで」お楽しみください。


 生まれて初めて観た(記憶の中での話ですが)映画が「ハチ公物語」の私にとって、ハチ公はやはり特別な存在。
 いつの日かハチ公を見てみたいと思っていました。
 もちろん剥製、生き物にこの表現が適当かどうかは別として、いわゆる外側の部分はもう子供の頃から何度も見ております。
 
 しかし犬も人間も、大切なのは中身。
 そこでハチ公の中身を見に行ってきました。

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 場所は東京都文京区弥生にある東京大学農学部。
 弥生と言えば縄文時代とは違い土器が見つかり「弥生時代」の元になった町です。
 そこにある東大農学部を入ってすぐの所に東京大学農学資料館があり、誰でも自由に入れます。

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 資料館とはいっても非常にコンパクトで、ちょっとした会議室程度のスペース。
 ここに最近の研究成果や過去の偉業などが展示されています。

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 東大農学部に関わる人物でもっとも偉大な一人と言われているのが鈴木梅太郎。
 世界で初めてビタミンの発見、抽出に成功した凄い人です。
 今の時代だったら、ノーベル賞は確実だったでしょうね。

 その後、鈴木先生は合成酒を開発し、庶民が飲むお手軽な酒や調理酒として現代でも愛用されています。
 こういうお酒は「美味しんぼ」あたりだと散々叩かれてますけど、元々は米騒動があってお米不足を解消させるためのアイデアで、決して悪い物を売りつけようとしていたわけではありません。

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 上野英三郎博士の胸像です。
 日本の農業土木の創設者であり、近代農業の父と言われています。
 現在日本中の田んぼが綺麗に真四角で、生産性が高いのも上野先生のおかげでもありますが、この方はどちらかといえば「ハチ公の飼い主」としての知名度が高いようです。

 ハチ公の中身については、続きでお楽しみください。


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 上野博士の胸像の隣には、臓器の入ったホルマリンが3つ。
 左から、ハチの肝臓、心臓と肺、脾臓。
 1935年(昭和10年)の3月8日午前2時に死亡したハチ公を、同日午後3時に解剖した物です。

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 ハチの心臓には、蚊から感染するフィラリアがギッシリ絡みついています。
 今は蚊の出るシーズンに予防薬を飲めばフィラリアには感染しませんが、何せ大正から昭和にかけて生きた犬ですからね。
 ちょっと昔まではこれが死因だと思われていました。

 ところが2011年、ホルマリン液を交換する際に取り出して調査をしたところ、肺と心臓にがん細胞を発見。
 死後76年を経て最新技術が用いられる事で、本当の死因はガンなのでは?と言われるようになりました。

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 農学資料館は農正門に入ってすぐ右あり、反対側、つまり入ってすぐ左にはハチ公像があります。
 上野博士の帰宅を待っているハチ公をイメージした作品で、味わいのある渋谷のそれとは違い、動きや表情がわかりやすく非常に良くできています。

 こうやってみると、ハチ公は結構大型だったんですね。
 犬好きにはたまらない銅像なので、資料館とセットで見てください。

「資料館自体のサイズも小さいし、銅像をセットで入れてもちょっとボリュームが少ないなあ」
 と言う方は、上野動物園などの観光ルートに組み合わせてみましょう。
 東京メトロ根津駅からここまでは徒歩10分ちょっとで行けますし、そこから上野動物園の池之端門までも同じくらいで行けます。
 早朝にここへ寄って、午前は上野動物園、午後は上野恩賜公園あたりの博物館美術館を・・・・・・というボリューム満点の観光コースなどいかがでしょう?

 なによりこの資料館は無料ですからね。
 

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[ 2018/02/10 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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