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アメリカよ これが忍術だ!

「日本よ、これが映画だ!」
 かつて、こんなキャッチフレーズを使った映画が叩かれたそうです。

 いやいや、そういう時は怒ってはいけません。
 同じ条件でこちらが勝てるものをぶつければいいわけです。
 サムライもゲイシャもアメリカには勝てますし。
 忍者、忍術、忍法っていうのも彼らをエキサイトさせるには十分な要素です。

 話がズレてしまったのでそろそろ本道へ。
 先日、そんなエキサイトする本を読了致しました。

2018022001.jpg
魔界転生(山田風太郎)

 山田風太郎の魔界転生(まかいてんしょう)です。
 ジャンルは伝奇小説でしょうか、ちょんまげファンタジーと言いますか。
 単行本化されたのが1967年ですので、当店のお客様の中にも読まれている方がおられる事でしょう。 
 
 ものすごーく大雑把にすると、ストーリーはこんな感じです。

 徳川政権の打倒を願う由比正雪が、主小西行長を関ヶ原で討たれ徳川幕府に恨みを持つ森宗意軒と出会い、恐ろしい秘術を知る。
 森宗意軒が編み出したのは、生への欲求を強く持ったまま死んだ人間をこの世に甦らせる『忍法魔界転生』。
 江戸徳川打倒という共通の目的を持ち手を組んだ紀州徳川頼宣の下へ、森宗意軒や由比正雪、魔界転生により蘇った剣豪達が集った。
 
 転生衆の名は天草四郎、荒木又右衛門、宮本武蔵、田宮坊太郎、宝蔵院胤舜、柳生宗矩、柳生如雲斎。

 彼らの陰謀をいち早く知った柳生十兵衛は、転生衆との戦いに挑む。


 本当はもっと細かい背景がありますが、こんな感じに砕いて説明しました。
 あらすじだけでもテンションが上がる、剣豪オールスターな物語ですよね。
 作品そのものも面白く、あっというまに上下巻を読んでしまいました。
 50年前にこんな作品が出ているという事にも驚きです。

 天草四郎等の怪奇性はこの時に生まれたと言われ、格闘ゲーム「サムライスピリッツ」の天草のモデルもこの作品だそうです。

 以下、余談として。

 とある中学生が、この作品にハマり自分なりの魔界転生な作品を書かれたそうです。
 彼の名は那須きのこさん。
 PCソフトやスマホゲーム、アニメ化もした大人気作品「Fate/stay_night」を生み出すきっかけになった作品が、この魔界転生だそうです。
 たしかに、あのシリーズも歴代の英雄が復活してる設定でした。
 
 ゲームそのものはやっていないものの、fateシリーズには設定の細かい所から漏れ出す博識さ聡明さを感じておりました。
 中学生の時点でこの作品を読まれている方が書かれれば、それはもう面白いシリーズになるのも納得です。


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[ 2018/02/20 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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