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内と外と

 3月頃、シニア(中学)野球の大会でアイドルが始球式に出演した際、中学生がみんなでアイドルを囲んだ事件がありました。
 動画サイトでも見かけられるので、気になる方は調べられると良いでしょう。
 大会主催者側は謝罪をし、世間では痴漢行為を下中学生を罰せよと言い、アイドル側は痴漢行為は無かったと言い。
 結局のところ、私には事の真相は良くわかりません。

 基本的に部活、特に体育会系の部活が、その専門分野を除いた要素で学校教育に貢献する事はほとんど無いと思います。

 私の通っていた高校は甲子園にも出た事のある強豪校で、県内から腕に覚えのある球児が通っていました。
 彼らの世界は確かに上下関係に厳しく、先輩を見かけたらすっ飛んで挨拶に向かい、監督が受け持つ授業はしっかり聞いていました。

 ですが彼らの中での「敬意を表すべき人」というのは、あくまでも野球部の中のみの話。
 それ以外の先生や先輩にはまったく敬意を表す事はありませんでした。
 それでも誰かに迷惑をかける事の無かった分、ウチの高校の野球部員はまだモラルが高めだったかもしれませんね。
 中にはテストの成績優秀者で表彰される部員もいましたし。

 そんな自分の世界でのみ通じる礼儀作法を中学、高校、人によっては大学まで続けると、きっと敬意を払うべき存在を自分に関係する世界の人に限定するというルールが頭の中に出来てしまうのではないでしょうかね。そして体育会系の企業の社員さんがそれを「コミュニケーション力がある」と錯覚して、結果的に社会における「限定礼儀作法」の持ち主が増えてしまうと。

 この問題点は、礼儀作法が必要じゃない相手と判断した相手に対して、時に悪ノリをしてしまう事。
 先生や先輩が「先生や先輩を敬えよ!」と言うので、額面通り先生と先輩だけを敬ってしまう結果、今回の始球式や、修学旅行、通学途中、その他諸々なトラブルが起こってしまうのです。
 たまに電車の中で見かけられるマナーの悪い体育会系部活の高校生が、先輩相手にこんな態度を取るわけはありませんから、大人になってもなんとなくそんな価値観が出来てしまうのでしょうか。

 誰に対しても行わないといけない礼儀作法を範囲限定で用いていると、例えば日頃街を歩く時に見かける人に敬意を払わなくなります。
 コンビニやレストランの店員さんを怒鳴りつけたり、無理難題を言う人はきっと範囲限定の礼儀作法をお持ちの方なのでしょう。
 その年まで本人がまったくの不作法だったら世間でやっていけないでしょうから、自分が所属する団体や利害関係のある組織の人に対しては礼儀正しく行動されているはずです。

 対策と言うか改善策は簡単で、例えばこの春から部活動を始められるお子さんをお持ちの親御さんは、
「先輩後輩、部活、学校、組織に関係なく、誰にでも敬意を払って接するように」
 と教えてあげるだけで良いと思います。
 部活を辞めさせる必要もなく、簡単な方法ではないでしょうか。


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[ 2018/06/26 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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