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信長と消えた家臣たち

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信長と消えた家臣たち -失脚 粛清 謀反-(谷口 克広)

 久しぶりに読んだ本なぞを紹介。
 
『信長と消えた家臣たち -失脚 粛清 謀反-(谷口 克広)』

 内容はタイトル通り、信長が戦国の世にデビューしてから本能寺で討たれるまで、彼の周りで処分を受けた武将が紹介されています。
 失脚、粛清、謀反の他に、戦死などもあり、有名どころだと佐久間信盛とか、松永久秀など。
 知名度の低い武将は、私も初めて聞く名前ばかりまで、細かく解説されています。

 広いエリアを統治していた事もあってか、まあ信長はよく武将を処分しますね。
 また、信長はまあ武将に裏切られます。
 本書には信長の性格を「猜疑心が強くて執念深くて残忍」とあるのですが、そりゃあ若いころから身内には裏切られ義理の身内には裏切られ新旧の部下に裏切られ、最終的には明智光秀に裏切られ、信長死後は豊臣秀吉(羽柴)に織田家を乗っ取られたのですから、そりゃあ彼のもっていた疑いの心はあながち間違いではないのでしょう。

「おそらく、義理の弟(信長の妹が嫁いでいた為)である浅井長政に裏切られて死にそうになったあたりから猜疑心が強くなった」
 ある歴史作家さんがそんな事を仰っていましたが、裏切られた経験が多い環境が信長の性格を変えた可能性はあると思います。
 支配勢力と人材の規模が大きい分、反乱勢力の分母が大きかったというのもあるでしょう。

 それにしても本書のあとがきにある、
「途中で消えてしまった人は損である」 
 という表現は、まさにその通りだと感じるばかりです。
 
 今我々が知っている戦国武将は長く最後(戦国大名としても)まで活躍した人物またはその関係者ばかりで、途中で戦死してしまった人や追放(解雇)された武将は、歴史に相当詳しい方でもそうそうに知りません。
 戦国時代は百姓の身分から実力で成り上がった秀吉が終わらせたわけですが、その下にはそれこそ凄まじい数の
『秀吉になれなかった人』が存在したのだろうなあと思ったのでした。


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[ 2018/04/20 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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