FC2ブログ










絶滅の人類史

2018072601.jpg
絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか(更科功 / NHK出版)

 サイエンス方面で、またまた面白い本に出会えました。
『絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか(更科功)』
 
 本の内容を簡単に説明すると、色々な資料や考察をもって、なんで我々(ホモ・サピエンス)『だけ』が生き残ったのか辿っていくというもの。

 考えてみるとその疑問は正しいところがあるのですよ。
 ヒト科の動物は、我々ヒトと、ゴリラ、チンパンジー、オランウータンがいるわけです。
 そしてヒト科以外の動物はそれぞれ複数の種類(例えばゴリラならニシゴリラとヒガシゴリラ)がいるのに、ヒト科だけはホモ・サピエンス以外の動物がすべて絶滅しているのです。

 それはなぜだろう?
 共食い?  それとも戦争?

 我々は神様ではないので本当の理由はわからない立場にありながら、作者が提言する様々な条件が面白く、熱中して読んでしまいました。

 ちょっとネタバレしちゃいますとですね、我々ホモ・サピエンスは多産なんですよ。
 大型動物のほとんどが数年に1回出産する中、我々は毎年子供を産めますでしょう?
 そして子供を育てる環境が整っているわけです。
 
 例えば他の動物が死ぬまで出産をするのに、人間の女性は年を取ると生理が止まります。
 そのおかげで「おばあちゃん」が子育てに専念することで、結果的に生存率が上がったのではないか?とか。

 人間を生物学的に眺めて考える機会がほとんどなかった私にとって、他の動物との違いをじっくり考える良い一冊となりました。



 以下、余談となります。

 うちの娘にシンディ・ラインロックという、ガナートニアから来た人間とは違うキャラがいます。
 わかりやすくいえば、異世界から来た魔族みたいに考えて頂ければ結構です。
 彼女の娘のケイティやミスティ、旦那のジョシュアも含めて、この人種は成長が早いという設定です。
 あちらの世界は競争率が激しいから、成長の速い生物が生き残ったというわけで、ケイティやミスティは9歳とか10歳ですでにナイスバディですし、14歳で二人を産んだシンディはやや遅めの出産という事になっています。

 これはあくまでも架空で「ありえるのでは?」と思って作った設定だったんですよ。

 ところがでも、ケニアで見つかったトゥルカナ・ボーイ(ホモ・エレクトス)の骨を調べると、年齢は8歳程度なのに身長は160cmという、まさにシンディ達のような成長速度のヒト科生物が本当にいたのです。
 
 トゥルカナ・ボーイの復元模型は毎年のように通っている国立科学博物館に展示されているそうで。
 まったく知りませんでした。
 ハチ公のはく製と同じエリアか、上下階のエリアかで、ものすごい近い場所にあるのに。



スポンサーサイト
[ 2018/07/26 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
https://honkedoy.blog.fc2.com/tb.php/1627-25a0fae2