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浮世絵動物ランド

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 両国に勤める伯母からすみだ北斎美術館特別展『北斎アニマルズ』の招待券をいただいたので、観に行ってきました。
 館内は撮影禁止なので文章のみで紹介。

『北斎アニマルズ』は、江戸後期の浮世絵師である葛飾北斎の描いた作品の中から動物を扱った作品を厳選して展示されています。
 その種類は鳥、爬虫類、哺乳類、魚類、中には河童や獏などの空想上の動物まで、幅広く紹介されています。

 北斎の描いた動物は作品により画風を大きく変えており、例えばリアルな動きを模写したものから、可愛らしさを意識したもの、人間らしさを出したものと、これも幅広く、動物の目と表情だけ見ても楽しめるものでした。
 吠える子犬とか、撫でられたウサギとか、動物好きにはたまらない可愛さでしたよ。
 北斎はコンパスや定規を使って絵を描く教習本も制作されているので、コンパスと定規を使って描かれたテナガザルなんかは、数学的な魅力もありましたし。

 動物の浮世絵は歴史の知識がほぼ必要ありませんから、これから浮世絵の世界に触れたい方にはオススメの特別展だと思います。

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 私自身の大収穫は、よくネットで見かける『江戸時代の象』の浮世絵、いわゆる「ぱおーん」です。
 でもこのぱおーん、良く見ると細かい所が違います。
 おそらく、北斎は象を見たことがなかったのでしょう。
 
 展示品をよくみると他にも結構想像で描いたような動物が何種類かありました。
 例えば山羊と羊を間違えていたり、甲羅のようなものを持った牛だか馬だかの動物(サイって書いてあったかな?)がいたり。
 当時はGoogleもありませんでしたからね。

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 ただし、見たことのある動物に関しての観察眼はさすが葛飾北斎でした。
 この撮影可能のパネルは、特別展と『動物占い』のコラボ企画が実施されていますが。

 葛飾北斎が描いたタヌキの隣に並んでいる動物占いのタヌキがアライグマでした。
 公式サイトの全身イラストを見ても、両目の黒模様がつながっている&縞々のしっぽという、アライグマの特徴が描かれています。

 もう平成も終わるというのに動物を扱う会社がタヌキとアライグマを間違えるなかで、やはり葛飾北斎はスゴイ絵描きなんだと思います。


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[ 2019/03/09 17:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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