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東日本大震災の日記 その1 文明死す日

 今日から何日かにかけて、3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震についての覚えている事を書き綴ります。

 3月11日の14:50分位だったでしょうか。
 明日の休みに大掃除でもしようかなと思い、机で作業をしていました。

 不意にカタカタカタと机が揺れ始めます。

『地震来たんじゃないですか?』
「あ、これ焼肉さんが揺らしてるんだと思った」
『あははは、さすがにこんな大きくテーブルを揺するなんて出来ません…』

 ガタガタガタガタガタガタガタガタ…。

 この一連の流れと会話だけは、1日経った今でもハッキリ覚えています。

 ガッタンガッタンと大きく揺れ始め、天井の照明器具が揺さぶられ。
 棚が大きな音と立て倒れ、パーティションで仕切られた事務所の支えが壊れました。
 電気もこの時に停止しています。

 上着と荷物だけを持ち、後は着の身着のままで外に避難しました。
 その後は靴は変える余裕が無く、内履きのままで家まで帰る事になります。

 最初こそノンキに外に出てみた私が観たもの。
 それは人間の文明が無くなってしまったのではないかなと感じてしまうほどの風景でした。

 完全に停電となってしまった建物。
 地面は亀裂や陥没が入り、液状化なのか、水道管の破裂なのか、道路は水浸しで封鎖状態。
 対岸に見える工場が爆発炎上しており、巨大なきのこ雲が生まれています。
 車だって走っていませんし、電話もメールも通じません。

 会社の指示が無いと逃げられませんし、逃げた所で道路は封鎖中。
 目の前が海なだけに津波が来るかもしれない。と思い覚悟していました。
 長い間生きてきて、本当に自分が死ぬかもしれないと思ったのはこれが初めてです。
 思った…ではなく、津波が来ていたらこの日記を書くことも無かったでしょう。
 
 その後も余震は続き、女性等はうずくまって泣いている姿も見受けられました。
 大型トラックもギッシギッシと左右に揺れているのを観ながら、私も不安なまま夕方まで過ごしました。 

 この記事は旧サイト「サバのほね」の日記をFC2ブログ用に移植したものです。


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