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日本人のための怒りかた講座

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日本人のための怒りかた講座(パオロ・マッツァリーノ)

 自分とは違う視点を知るために本を読むことがあります。
 パオロ・マッツァリーノさんもそのおひとりで、今回は『日本人のための怒りかた講座』という本を読了しました。

 本書の内容を一言でいうと「怒り方が下手な日本人が今こそ知るべき、怒り方のマナー」というものになるでしょうか。
 
 例えば電車に乗っていると目の前の座席のおじさんのしゃべり声がうるさかったとします。
 そういう時、皆さんはどのタイミングで怒りますか?

 本書では、そんなケースの正しい怒り方が紹介されています。
 例を挙げると、このようなポイントです。

・できるだけ早く
・真面目にお願いをする
・具体的に


 これができずに、我慢を重ねてついに怒鳴ったとしましょう。
 怒った側としては、
「これだけ我慢したのにうるさいオジサンめ、もう許さん!」
 というのが言い分でしょう。

 ですが、あくまでもそれは本人だけの認識。
 他人、特にうるさいオジサンからすると、
「なんだコイツ、いきなりキレやがって。アブナイ奴だ」
 となってしまうのです。
 我々の気持ちはあちらに伝わってませんからね。

 正義の為ではなく、自分が心地よく生きるために正しく怒る事も必要なのだなと感じました。

 これだけでも大きな収穫となったのですが、途中で導入部分として語られた、
『怒る波平、怒らぬ波平』
 という部分がそれと同じくらい面白い物でした。

 アニメ『サザエさん』の主人公サザエさんの父親である波平。
 アニメ版での波平は「バカモン!」と怒鳴る事でお馴染みですが、パオロさんはこの怒る回数を原作とアニメの両方で調査。
 それによると、アニメ版サザエさんは2008年の1年間だけでも波平は37回も「バカモノ!(バカモン)」と怒っているのに対し、原作では昭和38年頃に1回「バカもの」と怒っただけだったそうです。

 アニメ版の波平は芸能人のようにTV局から求められたキレキャラ芸人のような存在だったのですね。

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[ 2019/04/03 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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