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表現と行動が相容れない時

 拷問や暴力を扱う性表現、いわゆる『リョナ』のジャンルの漫画家が、妊婦さんへ各種ハラスメントを行い、騒動となっているという話を耳にしました。
 
・旦那さんがいる前で「それ、僕との子ですよね?」と発言した
・妊婦のお腹に向けて寸止めのパンチをした


 これが事実か事実ではないかは、現時点で私が知る手段は無いという事を前提にしても。
 普通に考えたら許されない事なのに、意外と擁護派が多くて驚いています。

 加害者とされる人物を擁護している理由は大きく分けてふたつあるようです、

・被害者も加害者も元々暴力的な作品を描いているのだから、自分への暴力的な対応も覚悟をすべき。
・加害者とされる漫画家は元々人格的に問題のある人物なので、ハラスメントをされて嫌なら近寄らないようにすべき。


 いや……いやいやいや、 どちらもダメですよ。

 まずひとつめですが、当たり前である事実として、創作の世界と現実の世界をいっしょにしてはいけません。
 「美少女を描く漫画家はロリコンに決まってる」
 という、世間の間違った風潮を、自分たちでわざわざ正しいぞ!と証明してどうするんですか。

 暴力的な作品を描く人が必ずしも暴力的とは限らず、また暴力をふるって良い権利を得られる事もありません。
 私は時代劇オタクですが、いきなり切り捨て御免!とかいって刀を振ってくるヤツがいたら警察を呼びますよ。
 薩摩弁で「首置いてけ」とか言われたら、逃げるに決まってるじゃないですか。

 駅で性風俗で働いている女性のお尻を触るのもダメですし、街中でお笑い芸人さんに芸を催促してもいけません。
 SNSでもたまに見かけるんですよ、性風俗で働く女性やAVに出演した女性にセクハラするアホなやつ(ほぼ男)が。
 表現は表現、仕事は仕事、公共の場は公共の場です。

 それから二つ目に関しても、ダメに決まってますよ。
 人格的に問題がある場合に修正なり治療なりすべきなのは本人であって、周囲ではありません。
 周辺の人に落ち度はありません。

 そうでなかったら、先の高速道路の煽り暴行事件だってここまで騒ぎにならないでしょう。

「加害者は元々問題のある人物だったんですよ。」
「それじゃあそんな人物の近くで運転していた被害者の方が悪いですね。」

 いやダメですよそんなもん。 

 妊婦さんと件の漫画家との間で起こった出来事はリョナ系イベントで起こった事らしいですが、ここは公共の場です。
 みなさんの心の中には沢山の欲求もあるでしょうし、多彩な性癖もあるでしょう。
 でも公共の場ではそれらをすべて引っ込めて、他人には敬意をもって交流しないといけません。

 我々は『良心の自由』はあっても、『良心のままに行動する自由』は無いのですからね。

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[ 2019/09/13 09:00 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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