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清須城でしょう

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 時系列的には11月10日。
 封切り翌日に、三谷幸喜監督の映画「清須会議」を観てきました。

「清須会議」は同名の歴史的事件を題材にした映画です。
 清須会議をご存じない方にサックリ説明しましょう。

 多くの人がご存じの通り、織田信長が本能寺で明智光秀に討たれました。この時すでに信長は家督を長男の織田信忠に譲っており、このままいけば信忠が織田家の棟梁となる予定だったのですが、事件時に本能寺の近くにいた信忠は逃げる事無く光秀に挑み、彼も討たれてしまいます。
 そこで信長と信忠亡き後、織田家の当主を誰にするかを重鎮達の合議で決める事になり、会議の場所である清須城に集まるのです。
 
 序盤で軽い説明こそあれ、登場人物をテロップで説明する事もなく淡々と話が進みますが、武将同士の会話で全員の名前がなんとかわかるというのは、さすが演劇のプロだなと思いつつ観てきました。これから観られる方は、清須会議とその前後の歴史について予備知識があると尚楽しめると思います。
(大河ドラマでは何回もテロップが登場しますので)

 さてさて、肝心の映画の内容ですが、史実をできるだけ曲げず、それでいて人物の魅力をユーモラスに表現しようという姿勢がよくわかる、なかなかの名作でした。事件の関係でどうしても秀吉にスポットが当たるのに、柴田勝家などの「敵方武将」にも憎めないフシギな魅力を感じる事ができるのは、ひとえに三谷監督の綿密な研究の賜物でしょう。むしろこの作品では柴田勝家やお市に好感を持った方が多いかもしれません。
 
 また、前日にTVで放送された「ステキな金縛り」を観ていたお客さんにも嬉しいサプライズがありました。初老のご夫婦が結構観に来られていたので、この中には「ステキな金縛り」を観て映画館に来ようと思った方もおられるでしょう。なかなかニクい演出でしたね。

 あまり褒めすぎてもなんですので、少し重箱の隅をつついてみましょう。
 ちょっと頭のキレる武将はこの時点で秀吉の天下を予想していますが、それは秀吉の将来を知っている人間だから言える事で、この時点ではさすがに無いかなとは思います。秀吉もあまりにも野望が露骨すぎましたし。

 例えば今川家の人質時代の家康が、
「今我慢をすれば、いつか苦労の末に征夷大将軍になれる」
 とか言い出したら、さすがにおかしいのと同じように。

 とはいえこの作品はあくまでも史実ではなく時代映画なので、これくらいは問題無いと思います。

 あと不満と言えば、有料でも良いので映画館に食べ物を持ち込むのを認めて欲しかったですね。
「パシフィック・リム」とかなら、映画館の売店で売っているポップコーンやホットドッグやベーグルでも良いのです。

 時代劇でポップコーンって無くねえ?

 お団子とかお饅頭とか、濡れせんべいとか、お茶とか。
 和風なお菓子を食べながらみたいじゃないですか、時代映画を観るなら。
 持ち込みがダメならお団子とか売ってくれればよいんですよ。
 手もそれほど汚れず、食べる音も出ず、匂いもほとんど気にならないんですから。
(京都の銘菓「松風」は、清須会議の5年とか10年前には誕生しているので、時系列的にもおかしくありません!)

 しょうがないから売店ではコーヒーしか買いませんでした。
 もうちょっと商魂を見せても罰は当たらないと思いますぜ。

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[ 2013/11/23 17:18 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

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